1. 条件付き一般競争入札及び公募型指名競争入札の目的 2. 条件付き一般競争入札及び公募型指名競争入札の手順 3. 対象業者及び追加公募について
1 条件付き一般競争入札等の目的
大館市における条件付き一般競争入札及び公募型指名競争入札(物品調達における公募型見積合わせを含む。以下同じ。)を行う目的に関する基本的な考え方は以下のとおりです。参加を希望される方は、この制度の趣旨を理解した上で参加願います。
(1) 業者の入札参加意欲を反映 条件付き一般競争入札及び公募型指名競争入札は、次のような要素で成り立っています。 ア) 発注者が入札公告等により業務等の概要や入札参加条件を示す。 イ) 入札公告等の内容について業者が自ら確認する。 ウ) 入札公告等で求められている条件を満たしているかどうかを業者が自ら判断する。 エ) 設計図書や仕様書等を閲覧する。 オ) その入札へ参加するかどうかを業者が自らの意思で決定する。 カ) 参加を希望する場合には、必要な書類をそろえて入札参加申込手続をとる。 条件付き一般競争入札及び公募型指名競争入札への参加は業者の自主性にゆだねられており、入札への参加を希望しない場合には参加を見送ることもできます(入札に参加しなかったことによりペナルティを課すことは一切ありません。)。
このようなことから、発注者から一方的に指名を行う従来の指名競争入札に比べて、業者の入札参加意欲を反映することができるといえます。
(補足) 条件付き一般競争入札及び公募型指名競争入札においては、参加対象業者に対して、入札公告がなされているかについての連絡を行うことはありませんので、業者の皆さんは、こまめに入札公告等を確認してくださるようご協力をお願いいたします。
なお、ホームページに発注予定や、次回公告予定日も掲載しておりますので参考にしてください。
また、入札参加条件を満たしているかどうかについての電話等での問い合わせにはお答えしませんので、自身が業者登録されている項目等をきちんと把握していてください。不明な場合は、大館市業者登録名簿を確認されるようお願いいたします。
(2) 入札参加希望者の技術的適性等の把握 条件付き一般競争入札及び公募型指名競争入札では、入札公告の中に入札参加条件を具体的に示します。
入札参加条件の中には、実績に関するもの、格付等級に関するもの(建設工事の場合)、会社や配置される技術者に求められる資格等に関するもの、会社が保有する技術者の状況に関するもの等が含まれます。
このように入札公告等に様々な条件を設けることにより、発注者として、不良不適格業者の入札参加を防止し、入札参加者の技術的適性の的確な把握に努めようとするものです。
なお、こうした入札参加条件は、発注の対象となる建設工事や業務等ひとつひとつについて、その内容や難易度から判断して設定されるため、似たような内容の発注であっても、入札参加条件が異なる場合があります。(3) 恣意的な業者選定の排除 条件付き一般競争入札は、各業者からの入札参加資格申込を受け、申込みを行った者すべてが入札に参加できる制度です。入札参加資格の確認は、開札後に予定価格以内で最低の価格で入札した落札候補者のみに行います。
公募型指名競争入札は、各業者からの入札参加申込を受け、書類審査を行い条件を満たした者については、その全員を指名する制度です。
両制度とも、恣意的な業者選定や偏った業者選定という要素が入る余地がなく、業者選定等について透明性及び公正性を確保することができるといえます。
2 条件付き一般競争入札等の手順
(建設工事、測量及び建設コンサルタント等業務に係る入札の場合)
(1) 指名審査会により条件付き一般競争入札の実施を決定 契約検査課のホームページ上で、次回公告予定日を掲載いたしますが、こまめに確認してください。 (2) 入札公告 指名審査会の翌々日に秋田県電子入札システムにて掲載いたします。
(3) 設計図書等の閲覧及び入札参加の申込み 設計図書等の閲覧は、秋田県電子入札システムにて、公告開始日から開札日までとなります。
入札参加申込みの受付期間は通常5日間(休日を除く。)としています。
申込には競争入札参加資格確認申請書のほか、その他必要な書類を電子データ(PDF、エクセル、ワード等(以下「電子データ」。))で添付して申込ください。
その他必要な書類とは、主任技術者等の配置に関する書類や技術者・資格者の資格証明書、入札に参加する者と配置予定技術者との3カ月以上の雇用を証明する書類(健康保険証等)などとなります。必要な資料が添付されていない場合は入札参加資格が無いため落札者とはなれません。
(4) 入札参加申込書の受付 入札参加申込は秋田県電子入札システムにて受付します。申込が受付されると参加表明書受付票が秋田県電子入札システムにて表示されますので、表示画面を印刷するか表示データを電子データで保存するなどして参加表明書受付票は必ず保存してください。トラブル等があった際に申込状況を確認する重要なデータになります。 (5) 入札書の提出 入札書の提出は、入札公告記載の入札書提出期間内に秋田県電子入札システムにて行ってください。(秋田県電子入札システムサーバー停止時間を除く。)入札書の提出期間は通常、開札日前の3日間(休日を除く。)と開札日当日の朝9時までとします。
建設工事の場合は、入札書には必ず入札内訳書を電子データで添付してください。入札内訳書は表紙(電子データの場合は押印不要)と入札公告で指示した内容を記載した金額入り設計書のセットとなります。
入札内訳書が添付されていない場合や入札内訳書の内容が著しく不適当な内容である場合は入札を無効とします。(6)
開札 入札公告に記載した日時に開札を行い落札候補者を決定します。予定価格が事後公表の案件で予定価格以上の入札のみの場合は、入札を不落として、入札参加者に再入札の日時を連絡し再入札を行います。 ※都合により電子入札を利用できず、紙で入札を行う場合は「電子入札の流れ」をご確認ください。
(7)
落札者の決定 落札候補者となった者の入札参加資格や入札内訳書等を確認し、落札者を決定します。
予定価格と最低制限価格又は低入札調査基準価格の範囲内で落札者より低価格で入札を行い、落札者になれなかった者には、落札者になれなかった理由を記載した競争入札参加資格確認結果についての通知を送付します。
(物品調達及び役務提供に係る入札の場合)
(1) 指名審査会により公募型指名競争入札の実施を決定 指名審査会は、通常毎月1日と15日の2回開催されます(曜日や議会開催によりずれる場合もあります。)。
契約検査課のホームページ上で、次回公告予定日を掲載いたしますが、こまめに確認してください。(2) 入札公告 指名審査会の翌々日に契約検査課の掲示板とホームページに掲載いたします。
(3) 設計図書等の閲覧又は貸出し及び入札参加申込みの受付 設計図書等の閲覧又は貸出しの期間は、通常、公告開始日から入札日の前日までとなります。なお、貸出し可能な設計図書等の数には限りがあるので、貸出しを希望する場合は、必ず電話での貸出し予約をされるようお願いいたします。
入札参加申込みの受付期間は通常5日間(休日を除く。以下同じ。)としています。
また、物品調達の場合は、ほとんどの場合、仕様書等を契約検査課の窓口で配布しております。その配布期間及び入札参加申込受付期間は、通常5日間としています(発注の規模や内容によりこれと異なった期間を設定する場合もあります。)。
いずれの場合においても、入札参加申込みは設計図書等の閲覧が条件となりますので、閲覧前に入札参加申込みをしても無効となります。(4) 入札参加申込書等の審査 入札参加申込書等の内容を契約検査課で審査します。書類に不備があったり疑問な点があったりする場合には、ご連絡いたしますので、早急に対応していただきますようご協力をお願いいたします。
また、技術的な審査が必要な場合などは、発注所管課でも審査を行うことがあります。(5) 指名審査会における指名業者の決定 契約検査課における提出書類の審査を受け、指名審査会において指名業者を決定します。入札参加要件を全て満たした業者については、原則として、必ず指名の対象となります。 (6) 指名及び入札 指名審査会において、選定された指名業者に指名競争入札執行通知書を送付いたします。そして、指名競争入札執行通知書で示された日程に従って入札を執行いたします。
なお、非指名とされた業者に対しては、非指名通知を送付します。
(物品調達に係る見積合わせの場合)
大館市では、予定価格が50万円以下の印刷物及び予定価格が80万円以下の備品の発注については、公募型の見積合わせを実施しています。
(1) 発注所管課からの発注依頼を受けて契約検査課と発注所管課間で入札参加条件を決定 公募型見積合わせに係る公告は、毎月2回程度掲載します。
公告日は、事情により変更される場合もありますので、契約検査課のホームページ上で、次回公告予定日を確認してください。(2) 公募型見積合わせに係る公告 ホームページ上で示した公告予定日に、契約検査課の掲示板とホームページに掲載いたします。
なお、日程が予め示した予定日から大幅にずれ込む場合には、変更となる旨の情報について契約検査課ホームページに掲載します。(3) 仕様書等の入手及び見積書の提出 印刷物に係る見積合わせの場合は、仕様書等を契約検査課の窓口で配布しておりますので、当該仕様書等を入手していただいた上で見積書を提出していただきます。
物品調達に係る見積合わせの場合は、物品の仕様等について入札公告中で示しておりますので、そちらをご覧いただいた上で見積書を提出していただきます。なお、物品調達に係る見積合わせで仕様書等を配布する場合の手順については、上記印刷物の場合と同じとなります。
見積書受付期間は、通常6日間としています(発注内容によりこれと異なった期間設定を行う場合もあります。また、見積書の提出場所は、契約検査課窓口としています(窓口に見積書投函箱を設置しています。)。(4) 見積書の確認 見積書受付期間の最終日翌日に見積書の確認を行います。この時点で、提出された見積書が有効なものであるかどうか(見積合わせへの参加資格の有無)を確認します。
3 対象業者及び追加公募について 公募型指名競争入札等に参加するまでの手続に関する情報を掲載しております。
大館市における条件付き一般競争入札及び公募型指名競争入札の対象となる業者は、ほとんどの場合、大館市内に本社又は支店・営業所等を有する方(いわゆる市内業者)です。ただし、業務等の難易度や規模から判断して、「市内業者だけでは適正な競争性を確保することができない」、又は「技術的難易度等が高く市内業者に契約を履行することができる者が無い、あるいは極めて少数である」等の理由がある場合には、対象業者の範囲を拡大する場合もあります。
また、公募を行った結果、入札参加希望者数が適正な競争性を確保できる数に達しなかった場合には、入札参加条件を見直し、必要と思われる場合には、条件変更を行った上で追加公募を行う場合もあります。
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