1. ペーパーカンパニー等の排除について 2. 市内事業所等の実態調査について
1 ペーパーカンパニー等の排除について
長期間にわたる景気低迷が続き、大館市においても、各産業が厳しい経営環境に直面している中、自身では契約を履行する能力を持たず、単に受注口数の増加を目的としたペーパーカンパニーやブローカー的な不良・不適格業者が入札等に参加しているとのうわさが絶えません。これら不良・不適格業者は、
ア) 一括下請負(いわゆる「丸投げ」)
イ) 不適正な人員配置及び業務体制での契約履行による業務等の品質の低下
といった問題の温床となります。
このように、不良・不適格業者を放置することは、発注した建設工事や業務等の品質確保の支障となるだけでなく、適正な競争を妨げ、不適正な価格による受注・契約履行にもつながります。また、様々な経営努力を行おうとする優良な業者の意欲を削ぎ、各産業の健全な発達を阻害することにもなります。
大館市では、そのようなペーパーカンパニー等の排除を目指し、市内の事業所の実態調査を行います。
2 市内事業所等の実態調査について
大館市では、市内に本社、支店又は営業所等を有する業者のうち、一定条件を満たす者をいわゆる「市内業者」として取り扱っておりますが、この「市内業者」として登録を受けた者が、「市内業者」としての要件を満たしているかどうかについて実態調査を行います。この実態調査は、
ア) 「市内業者」としての要件を満たしているかどうかの確認
イ) 不良・不適格業者の排除
を目的に行われます。
なお、市内に本社を有しない方については、比較的その実態を把握することが困難であるため、当該実態調査は、そうした市内に本社を有していない方を中心に行います。
当該実態調査は、契約検査課の職員がランダムに事業所を訪問し、調査対象事業所の職員に対する聞き取りにより行いますので、ご協力をお願いいたします。
本調査において、当市の調査を妨害したり、調査の結果「市内業者」としての要件を満たしていないことが判明した場合には、指名停止措置や「市内業者」としての認定の取消しを行います。また、入札参加資格審査申請書への虚偽記載と判断された場合には、入札参加資格そのものの認定を取消すこととなりますので十分にご注意ください。- このページのトップへ