2013年6月8日の金星の太陽面通過について

2012年6月6日(水)7時10分ごろから13時47分ごろにかけて、金星が太陽面を通過して見えるという珍しい現象が見られました。これは、「金星 の太陽面通過」または、「金星の日面通過」と呼ばれています。前回は2004年6月8日に見られましたが、次回は2117年12月11日となるため、6月 6日は、今世紀最後の観察チャンスとなります。
大館郷土博物館では、参考のため、大館市内での見え方を下記のとおりお知らせしました。これは国立天文台の日面経過各地予報で計算したものです。
観察するときは、太陽光線は非常に強いため、絶対にじかに太陽を見てはいけません。安全に観察する方法は、下記のリンク先でいくつか紹介されていますの で、参考にしてください。見かけの金星の直径は見かけの太陽の直径の約30分の1ですので、目のよいかたは、市販されている日食観察用のグラスで見ること ができる可能性があります。
なお、大葛天文台では比内公民館が主催して当日の10時から12時まで観察会を開催しました。

大館市での見えかた

外蝕の始め(金星の進行方向の端が太陽面に接する):7時10分22秒ごろ
内蝕の始め(金星の進行方向と反対の端が太陽面に接する):7時27分57秒ごろ
蝕の最大:10時29分29秒ごろ
内蝕の終わり(金星の進行方向の端が太陽面に接する):13時30分16秒ごろ
外蝕の終わり(金星の進行方向と反対の端が太陽面に接する):13時47分42秒ごろ

金星の太陽面通過観察会

口径15cmの屈折式望遠鏡を使用して、太陽投影法により観察しました。

日時:2012年6月6日10時~12時
開催場所:大葛天文台
参加申込:不要
講師:比内町天体観測会(代表 佐藤 弘)
主催:比内公民館 0186-43-7141