平成21年9月定例会行政報告(平成21年9月1日)

9月定例会に当たり、提出議案の説明に先立ちまして、6月定例会以後の主な事項について、概要を御報告申し上げます。

  1. 7月19日豪雨による被害状況について
  2. 新型インフルエンザ患者の発生について
  3. 大館市定住自立圏中心市宣言について
  4. 地上デジタルテレビ放送移行に伴う難視聴への対応について
  5. 平成20年度の市税等の収納状況と未収債権対策について
  6. 大館市環境マネジメントシステムの登録更新について
  7. 有浦保育園分園の開設について
  8. 農作物の生育状況等について
  9. 修学旅行生のグリーン・ツーリズム体験について
  10. 大館市バイオマスタウン構想の認定について
  11. 雇用状況について
  12. 企業誘致の状況について
  13. 夏季イベントの開催について
  14. 「ハチ公のふるさと大館」観光キャンペーンについて
  15. 大館市観光物産プラザのオープンについて
  16. 平成21年度成人式について
  17. 公共事業の進捗状況について

1 7月19日豪雨による被害状況について

7月18日から降り続いた雨により、市内の各河川の水位が氾濫注意水位まで上昇し、早口、岩瀬、沼館などの地区で田畑や道路の冠水が見られたことから、翌19日午前9時30分に災害警戒対策部を設置し、警戒に当たってまいりました。

一部の地区では、住宅への浸水が懸念されたことから、午前9時35分に出口一地区の7世帯25人に、また、午前10時50分には、沼館地区194世帯561人に避難勧告を発し、両地区合わせて27世帯69人の方々が避難されております。その後雨が止み、川の水位が低下してきたことから、沼館地区は午後3時30分に、出口一地区は午後4時に避難勧告を解除しております。

この豪雨による被害状況としましては、越山地区と十二所地区で床下浸水がそれぞれ1戸、道路の損壊等9か所、河川の護岸決壊等30か所、農地・農業用施設の損壊等28か所、林道の損壊等40か所などとなっているほか、水田や畑の冠水が84.2ヘクタールに上りましたが、冠水時間が短かったことから大きな被害には至りませんでした。

これらの復旧等に要する費用は、約9,600万円を見込んでおり、災害復旧事業及び災害応急対策事業として本定例会に関係予算を計上しておりますので、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。

2 新型インフルエンザ患者の発生について

去る7月24日に、本市における初めての新型インフルエンザ患者が確認されました。その後、県が感染者の個別発表を行わないこととした8月10日までに12人の感染者が確認されております。

感染者のほとんどは、県外への旅行者や帰省客であったことから、8月10日の第4回大館市新型インフルエンザ危機管理対策本部会議におきましては、特にお盆の帰省客への対応を強化することとし、バスターミナルや駅、空港、大型店などにポスターを掲示するなど感染防止に努めたところであります。

また、帰省客が増える8月13日から16日までの間は、休日夜間急患センターを発熱外来センターとして診療を行い、4日間で71人が受診されております。

なお、発熱外来センターの開設に当たり、大館北秋田医師会の迅速かつ全面的な御協力をいただいたことにつきまして、この場をお借りして深く感謝申し上げる次第であります。

県では、県内を感染拡大期と位置付け、学校や施設等における集団発生の早期把握、重症化防止対策に重点を移しております。また、医療体制につきましても、今後は、発熱外来での受診だけではなく、事前登録した一般の医療機関でも受診できるようにするとしており、本市においても、大館北秋田医師会の御協力を得ながら体制を整備していくこととしております。

新型インフルエンザは、秋以降に第2波の到来が予想されており、強毒型への変異も懸念されていることから、今後も感染拡大と重症化の防止に向け、危機管理体制を強化してまいります。

3 大館市定住自立圏中心市宣言について

現在国では、安心して暮らせる生活圏域を各地に形成することにより、地方からの人口流出を食い止めるという観点から、定住自立圏構想を進めております。

この構想は、中心市とその周辺市町村からなる圏域ごとに、必要な都市機能と生活機能を確保し、定住を図ることを目的としており、その取り組みに対しては、毎年4千万円を基本とする特別交付税が措置され、また、充当率の高い起債が利用できるなどのメリットがあります。

本市におきましても、大館地域を中心地域とし、比内、田代両地域を周辺地域とする、合併1市圏域型での構想策定に向け、去る6月23日、庁内に「大館市定住自立圏共生ビジョン等策定委員会」を立ち上げ、準備、検討を進めてきたところであります。

この度の中心市宣言は、大館市定住自立圏構想の策定に向けた第1段階として公表させていただくものであり、合併までの経緯や中心地域となる大館地域の都市機能の集積状況を踏まえ、大館地域と比内、田代両地域が連携して、生活機能を高めていくことを目標としております。その内容につきましては、議員各位にお配りさせていただいたとおりであります。

今後は、構想を進めるに当たっての基本方針となる定住自立圏形成方針を12月定例会において議決いただき、この方針に基づく圏域共生ビジョンにつきまして、議会に御相談申し上げながら策定してまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。

4 地上デジタルテレビ放送移行に伴う難視聴への対応について

市では、2011年7月に予定されている地上テレビ放送の完全デジタル化に伴い、放送事業者や地域の皆様と連携しながら、難視聴対策に取り組んでいるところであります。

現在、市内では、放送事業者が中継局である大館局と十二所局についてデジタル化対応の整備を終えており、比内局と長走局につきましても、今後、整備を行うこととしております。

また、市としましても、国の補助を活用しながら、山間部等の難視聴地域8か所において地元運営組合等が行う共同受信施設のデジタル化対応整備事業を支援してまいりたいと考えており、本定例会に関連予算を計上しておりますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

今後も、県や放送事業者と連携し、山間部の難視聴地域や建築物による受信障害等の調査を行うなどしながら、全ての方に地上デジタル放送を御覧いただけるよう取り組んでまいります。

5 平成20年度の市税等の収納状況と未収債権対策について

一般市税は、現年度分の収納額が82億8,860万円で、経済不況による調定額の落ち込みなどにより、前年度比3億5,887万円の減となり、収納率は98.01パーセントで前年度を0.1ポイント下回りましたが、滞納繰越分を合わせた未収残高は前年度より2,523万円減少し、6億1,137万円となりました。

また、国保税は、現年度分の収納額が15億4,951万円で、後期高齢者医療制度への移行などに伴い、前年度に比べ4億8,962万円の減、収納率は前年度を1.6ポイント下回る92.33パーセントとなり、滞納繰越分を合わせた未収残高は、前年度より2,956万円増加し、6億6,481万円となっております。

速報値ではありますが、本市の現年度分の収納率は県内13市中、一般税が2番目、国保税が5番目に高い率となっております。

市税等の滞納対策につきましては、休日納付・納税相談窓口を開設して対応しており、また、市県民税については県と協働で滞納整理に取り組んでおりますが、この体制をさらに発展させ、県の主導で市町村が参加する滞納整理機構の来年度設立を目指しているところであります。

悪質な滞納者に対しましては、不動産や債権のほか、動産や自動車の差押えも行い、差押物件の換価には、従来からの不動産公売に加えインターネット公売も導入しております。

一方、税外収入金の一般会計、特別会計を合わせた現年度分収納率は、前年度を0.17ポイント上回る98.73パーセント、滞納繰越分を合わせた未収残高は、前年度比572万円減の9,774万円となっております。

また、企業会計の現年度分収納率は、前年度を0.5ポイント上回る96.59パーセント、滞納繰越分を合わせた未収残高は、前年度比2,664万円減の2億5,789万円となっております。

本年度から未収債権を強制徴収する専門部署である特別滞納対策室を収納課に置いたことにより、今後は市税等も含めた市の債権全体について、新規滞納の抑制、滞納繰越額の圧縮を強力に推し進め、未収債権の整理に努めてまいります。

6 大館市環境マネジメントシステムの登録更新について

ISO14001規格に基づく大館市環境マネジメントシステムにつきまして、去る7月23日、24日に審査登録機関による更新審査が行われました。

審査員からは、「環境先端都市の実現に向けて各部署が確実に取り組んでおり、また、本システムの的確な運用により市の事業が明確化され、その効果が絶大である」との高い評価をいただきました。

その結果、8月20日に開かれた登録判定委員会におきまして、ISO14001規格に適合しているとの判定を受け、3度目の登録更新を決定いただいたところであります。

今後も、環境にプラスとなる面を重視したシステムの構築を図りながら、市の施策、事業における環境面での継続的改善と効率化を一層進め、環境先端都市の実現に取り組んでまいります。

7 有浦保育園分園の開設について

桂城幼稚園の空き教室を利用して開設を計画していた有浦保育園分園につきましては、この度、改修工事が完了し、昨日、市議会議長を初め、関係者の皆様に御出席いただき開園式を行ったところであり、本日は入園式が行われております。

この分園は、年度途中の開設であり、3歳児から5歳児までの募集であったことなどから、定員40人のところ、入園者数18人によるスタートとなっておりますが、現在も3人の申し込みがあることから、今後さらに入園者は増えていくものと思っております。

また、この園舎は、来年度に改築を予定している有浦保育園の仮園舎としての活用も考えており、改築後は、定員を増やす計画としております。

今後も、保育のニーズに的確に対応するべく鋭意取り組んでまいりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。

8 農作物の生育状況等について

全国的な異常気象の中、本市におきましては、7月中の長雨や強風、豪雨により、農作物に被害が発生しております。

まず、水稲は、一部地区で葉いもち病が発生したため、広報車による巡回を実施するとともに、「コメ通信」を活用し、湛水管理、病害虫防除、日照不足に対する技術対策の徹底を呼びかけてまいりました。

8月に入ってからは晴天に恵まれ、出穂盛期は8月8日と平年並みとなっており、葉いもち病も収まり、穂揃い、登熟も概ね良好に推移しております。

次に、野菜につきましては、各作物とも生育遅延や品質低下が見られ、特に病害虫の発生が平年より多くなっております。

主な品目では、枝豆は収穫時期が遅れ7月27日に出荷開始となり、早生種は実入りの悪さから収量減となりましたが、価格は高値で推移し、中生種以降のものについては収量の回復が見られております。また、7月中旬の強風により、キュウリは露地ものが茎折れ、葉折れによる樹勢低下や果実変形が見られたほか、ホップはすべてのほ場において、棚の側枝が折れる被害が確認されております。

一方、今年から新規作物として5戸の農家が60アールで作付けした「小玉スイカ」については、8月上旬から出荷が始まり、糖度が高いことや少人数で食べきれるサイズが好評を得て、大阪市場を中心に需要が伸びております。

果樹につきましては、ナシ、リンゴとも果実肥大は平年並みで、生育は順調に進んでおります。JAあきた北では、9月10日頃にナシの「幸水」を100ケース程度、香港に向けて出荷する計画で準備を進めております。

9 修学旅行生のグリーン・ツーリズム体験について

今年は、6月1日から11日にかけて、札幌市内の中学校6校の生徒、合わせて831人が「比内町グリーン・ツーリズム連絡協議会」、「田代グリーン・ツーリズム推進協議会」、「大滝地区グリーン・ツーリズム協議会」の受入れにより、きりたんぽづくりや田植え等の体験実習を行っており、そのうち1校については農家への宿泊研修も実施いたしました。

現在、すでに5校から来年の予約が寄せられており、今後も、新たな観光メニューなどを取り入れながら、3つの協議会と協力して、受入れの拡大に努めてまいりたいと考えております。

10 大館市バイオマスタウン構想の認定について

国に申請しておりました「大館市バイオマスタウン構想」がこの度認定され、7月31日に公表されました。この構想は、地球温暖化問題が深刻化し、温室効果ガス排出削減が急務となっておりますことから、従来の化石燃料に替えて、地域資源である「バイオマス」を有効活用し、「地域循環型社会」を目指すために策定したものであります。

この構想におきましては、バイオマスを2つに分類し、「廃棄物系バイオマス」では、家畜排せつ物等の堆肥化、学校給食施設や事業所等から発生する廃食用油のBDF化など、また、「未利用バイオマス」では、間伐材等を活用したペレット燃料化、稲わら等によるバイオエタノール化や堆肥化などを計画しております。

今後、公共施設へのペレットボイラーやペレットストーブの導入、一般家庭への普及啓発などを行いながら、それぞれのバイオマスの利用率向上を図ってまいりたいと考えております。

この構想の策定に当たり、「大館市バイオマスタウン構想策定市民懇談会」の皆様を初め、御指導、御提言をいただきました多くの方々に対し、心から感謝申し上げます。

11 雇用状況について

本年7月のハローワーク大館管内の有効求人倍率は0.34倍で、前年同期に比べ0.28ポイント下回っており、大変厳しい状況となっております。

また、来年3月に市内の高等学校を卒業予定の生徒の動向につきましては、就職希望者226人のうち県内希望者が半数以下の111人であり、県内希望者を増やすためにも、地元企業に対し、早期求人をお願いしているところであります。

次に、市が実施している雇用創出事業の状況についてでありますが、「緊急雇用創出臨時対策基金事業」における雇用者数は、これまで12事業で36人、10月からは18事業で37人の合計73人を雇用する予定であり、本年度の事業費総額は6,651万1千円となる見込みであります。

一方、「ふるさと雇用再生臨時対策基金事業」による雇用者数は、これまで5事業で16人、10月からは3事業で7人の合計23人を雇用する予定であり、本年度の事業費総額は5,729万1千円となる見込みとなっております。

今後とも、各種基金事業等を活用しながら、雇用の創出を図ってまいりたいと考えております。

12 企業誘致の状況について

本年4月に、福島県の遠藤林業株式会社が田代地域の旧サンエースの工場を再利用する形で進出し、製材の出荷を開始しております。同社では、現在、26人を雇用しておりますが、工場の改修等を行っており、改修後の本格的な操業開始時に、大館市工場等設置促進条例に基づく指定工場として指定する予定であります。

また、秋田市に本店を置く有限会社グランビアの本市への進出が決定いたしました。同社は、スペインの生ハムである「ハモン・セラーノ」の製法を秋田の気候に合わせて改良した独自の製法により、主に県内産の無菌豚を利用して生ハムを生産しております。

同社では、旧山田小学校の校舎を活用する計画としており、改修費等の投下固定資本として約1千万円、また、雇用面でも、仕込み時期である冬季には10人ほどを見込んでおります。さらに、「生ハム製造の体験教室」の実績も豊富なことから、グリーン・ツーリズムと連携した観光振興にも一役買っていただけるものと期待しております。

一方、企業誘致活動につきましては、去る7月30日、秋田県企業誘致推進協議会が主催する「秋田県及び県内市町村と首都圏企業との懇談会」に参加し、県内の各誘致企業のトップの方々と今後の事業展開などの情報交換を行ってまいりました。また、翌31日には、「大館市企業誘致協力員」の委嘱状交付式を行い、首都圏で活躍中の本市出身者など14人の方を委嘱いたしました。

今後もこうした方々との情報ネットワークを最大限活用し、1社でも多く企業を誘致してまいりたいと考えております。

13 夏季イベントの開催について

①大館バラまつりについて

石田ローズガーデンを会場に、6月6日から大館バラまつりを開催し、16日間で延べ3万3,000人の来場がありました。期間中はライブカメラの映像を市のホームページで公開したほか、写真集「薔薇の妖精」を刊行した富樫弘さんの写真展や、オープンカフェなども開かれ、600種700株のバラの競演を盛り上げました。

②大館大文字まつりについて

8月16日に開催された第42回大館大文字まつりは、小学校ゴールデンパレード、大文字踊り、ぶっかけ神輿、花火の打ち上げなどの恒例行事とともに、ゴスペルグループや津軽三味線の演奏、ヤートセの演舞などが行われ、また、「ゼロダテ/大館展」とも連動し、多彩なイベントが行われました。

特に今年は、映画「HACHI約束の犬」の公開を記念して行うこととした大文字焼きでの「犬文字」が話題となり、来場者は昨年を大幅に上回っております。また、この演出が各メディアに盛んに取り上げられ、「鳳凰山の大文字焼き」、「ハチ公のふるさと大館」が全国に広く発信され好評を得たところであります。

③田代地域の夏季イベントについて

「第44回大鮎の里ふるさとまつり」が、8月22日、外川原の米代川河川緑地公園で開催され、アユの千匹焼きなど多彩なイベントが行われ多くの市民で賑わいました。

また、「半夏生田代岳清掃登山」、「第10回米代川流域川下り」が開催されたところであります。

「第24回全国鮎釣り大会」は、河川の増水と濁りのため中止になりましたが、今後も、田代岳等の自然のすばらしさについて情報を発信するとともに、多くの市民の参加を得てイベントを継続してまいりたいと考えております。

④ゼロダテ/大館展2009の開催について

3年目となりました今年は、8月12日から5日間にわたり開催され、美術展とアートキャンプが行われました。

美術展は、御成町二丁目まで範囲を拡大し、営業中の店舗を含む52か所に様々な作品が展示され、大勢の方々が鑑賞に訪れました。

一方、アートキャンプでは、大茂内地区において、アーティストとの交流、各種アートワークショップ、「森のおんがく隊」と称した幻想的なコンサートなどが行われ、参加した皆様は自然の中で芸術を満喫されたと伺っております。開催に携わった実行委員や市民ボランティアの皆様には、この場をお借りして改めて敬意を表します。

14 「ハチ公のふるさと大館」観光キャンペーンについて

市では、忠犬ハチ公をモデルとしたハリウッド映画「HACHI約束の犬」の公開を観光PRのチャンスと捉え、様々なキャンペーンを展開してまいりました。

映画公開前の7月7日には、主演のリチャード・ギアさん出席のもと、渋谷区の全面的な協力を得て、渋谷のハチ公銅像前でセレモニーを開催し、ハチ公のふるさとである大館市を強力にアピールいたしました。

また、公開日の8月8日と9日には、上映中の「渋谷シネパレス」や、「大館ハチ公商品展」を開催していた渋谷の「東急百貨店東横店」で、観光パンフレットの配布などを行い、「ハチ公のふるさと大館」をPRしてまいりました。

一方、市内においても、市民文化会館でこの映画が上映され人気を博したところであり、また、商店街通りの愛称が「おおまちハチ公通り」に改められ、大文字まつりでも特別イベントが行われるなど、ハチの映画が本市活性化の大きな契機となっておりますので、これを一過性にすることなく、官民協力して継続した取り組みを行ってまいりたいと考えております。

15 大館市観光物産プラザのオープンについて

ハチの映画公開日と同じ8月8日、ホテルクラウンパレス秋北の1階、バス乗り場に面したテナントに、「大館市観光物産プラザ」をオープンいたしました。

この施設は、曲げわっぱ、地酒、きりたんぽなど、本市の物産品を一同に集めて展示、販売するとともに、観光客への情報提供などを行う場として設置したものであり、運営は「社団法人大館市観光協会」に委託しております。

これまでの来場者数は4,000人を超えており、特に、お盆休みの期間は、帰省客を中心に1日平均約400人が来場され、銘菓や、ハチ公関連の商品などが売り切れるほどの盛況となりました。

今後は、ホームページの立ち上げなど、情報発信を強化するとともに、商品の開発なども行いながら、名実ともに観光物産の拠点となるよう整備してまいります。

16 平成21年度成人式について

去る8月15日、市民文化会館におきまして「平成21年度成人式」が、対象者の約76パーセントに当たる653人の参加により盛大に行われました。

当日は、厳かな中にも和やかな雰囲気での式典であったと思っており、新成人代表からは「社会の一員としての自覚を持ち、主体性を持ってその務めを果たしたい」との力強い決意が述べられ、式典後は、恩師や旧友との再会を喜び、近況を報告し合う姿が見られました。

市議会議長、議員を初め、恩師の方々など、御来賓の皆様には、お忙しい中を御出席いただき、新成人を激励、祝福していただきましたことに、改めてお礼を申し上げます。

17 公共事業の進捗状況について

本年度の公共事業の発注率については、上半期までに「85パーセント以上」を目標としており、概ね達成できる見込みで推移しております。

さて、生活対策・経済危機対策臨時交付金事業を含む主な事業の進捗状況でありますが、道路関連では、「地域活力基盤創造交付金事業」で「二井田片貝沼田線」、「釈迦内松木立花線」、「赤坂下比立内線」の用地測量委託、道路・橋梁工事などを行っており、現在の進捗率は20パーセントであります。このほか、「扇田地区まちづくり事業」は、市道改良工事及び公園改修工事が順調に進み、進捗率は繰越分も含め70パーセントとなっております。

また、「桂城公園改修事業」については、桂城橋の耐震補強設計業務委託が8月に完了し、サークルベンチ改修工事等は、進捗率が70パーセントとなっております。

農業集落排水事業では、独鈷中野地区で、昨年施行した箇所の路面復旧と、管路の布設工事を行っており、進捗率は15パーセントとなっております。

教育関連では、学校耐震対策事業として、6月に比内中学校耐震補強工事を発注し、進捗率は30パーセントで、来年1月の完了予定であります。また、桂城小学校、田代中学校の耐震補強工事の設計委託は、6月に発注し、8月末に完了しております。

水道事業では、「森合簡易水道老朽管更新工事」及び「柄沢字狐台地内の配水管布設替工事」を7月に発注し、進捗率は、それぞれ10パーセントとなっております。また、葛原地区の配水管布設工事を8月に発注しております。

下水道事業では、大館地域の清水一丁目、中道一丁目ほかで管路延長5,720メートル、比内地域の下味噌内で569メートル、また、田代地域の赤川で452メートルの本管埋設工事を施行中であり、進捗率は平均10パーセントとなっております。

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