平成20年4月、統合で空き校舎となった山田小学校の校舎を活用して生ハム製造工場を誘致し、地域雇用の創出と空き校舎の利活用を図りました。
今後も、空き校舎等の施設を利活用した企業誘致の推進を図り、地域活性化に取り組んでいきます。
生ハム製造工場として生まれ変わった旧山田小学校
旧 山田小学校を生ハム製造工場に
平成21年10月に白神フーズ株式会社と賃貸借契約を結び「旧 山田小学校」の校舎部分を生ハム製造工場として活用しました。
白神フーズ株式会社は、本市出身の実業家と本県出身で秋田市や東京・赤坂でスペイン料理店「グランビア」を経営しているかたが平成21年9月に設立した会社です。
グランビアの「ハモン・セラーノ」
同社が製造する生ハムは、本場スペインの生ハム「ハモン・セラーノ(山のハム)」の製法を日本の気候に合わせた独自の製法で製造されており、本場スペインの「ハモン・セラーノ」にも劣らない評価を得ています。製造された生ハムは、秋田市や東京・赤坂のスペイン料理店「グランビア」の看板メニューとなっているほか、全国の百貨店やインターネットでも販売されています。
教室に干された生ハム
生ハムの製造工場に旧山田小学校を選んだ理由は、白神山地の山すそに位置しているため、年間を通して冷涼な気候の土地であることや廃校舎のため窓が大きく風通しがよいことが大きな要因でした。
生ハム塾:作業風景
同社では、日本に生ハム文化を定着させたいということで、仕込みの時期にあたる冬期間に広く一般の方々を対象に月1回のペースで「生ハム塾」を開催して、多くの方に本物の生ハムを「生ハムづくり」から楽しんでいただきたいと活動しています。同社の工場には、地区住民の方が季節雇用で10人働いています。
完成した生ハム
廃校舎に灯がともったことで地域の負のイメージを払拭ができたほか、同社が製造している生ハムが、本市を代表する特産物となる可能性も含んでいることから、今後の同社の躍進に期待しているところです。また、体育館部分は校舎と切り離し、地域住民のスポーツ活動の拠点として地域に貸し出しています。
紹介記事
・ 平成23年1月27日号の「週刊文春」のグラビア記事
※ 「週刊文春」グラビア記事(PDF 509KB)
・ 平成23年2月4日発行の「ecoms32号」の特集記事 「廃校甲子園」
※ 「ecoms32号」の特集記事(PDF 3.02MB)
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