所在地
大館市東字岩神沢32
施設の紹介
岩神ふれあいの森は、大館市の中央部・市街地に近い岩神貯水池周辺に位置し、貯水池を一周する散策路、隣接する長根山運動公園と 県立大館少年自然の家 と併せ、スポーツ、ピクニック、自然散策、憩いの場として市民に大いに利用されています。
-沿革-
昭和33年に緑化推進委員会等が中心になり、面積80,000m2(8ha)、周囲1,400mのかんがい用に造られた岩神沢貯水池を中心にソメイヨシノを植樹したのが始まりです。その後、昭和48~50年に大館市制20周年記念植樹事業として約300,000m2(30ha)に22種10,000本の桜を植樹しました。
この植樹にあたっては、市民有志、婦人会をはじめ諸団体、中学生など市民総参加の協力がありました。しかし、残念ながら「岩神ふれあいの森」という名のとおり、地盤が岩で固いため桜が成長するにつれ根付かなくなり、年々桜の本数が減少しています。現在では山全体で2~1,000本程と推定されており、駐車場から貯水池周辺までの道のりでは400本程の桜を間近で楽しむことができます。
厳しい自然環境に耐えた桜が、4月下旬から5月下旬まで品種ごとに次々と咲き続け、秋にはもみじ・はぎなどの紅葉のほか、初冬の10月桜など四季折々の美しさを楽しめます。
平成24年には、東日本大震災復興支援プロジェクトとして、東北・夢の桜街道推進協議会 / 美しい多摩川フォーラム / 美しい山形・最上川フォーラム により進められた『東北・夢の桜街道』が八十八ヵ所選定され、「岩神ふれあいの森」も選ばれました(第七十七番札所)。
「東北・夢の桜街道~桜の札所スタンプラリー」のスタンプは、秋田犬の里内【大館市観光案内所】に設置しています。
美しい多摩川フォーラム内『東北・夢の桜街道』ホームページ
「岩神ふれあいの森」に咲く桜
現在の生育状況を確認するのは難しい状況ですが、植栽された桜は20品種。 特に春には桜を楽しむため「岩神ふれあいの森」に訪れるかたが多く見られます。
-植栽された桜-
- 染井吉野(ソメイヨシノ)
- 思川桜(オモイガワザクラ)
- 松月(ショウゲツ)
- ウコン
- 紅彼岸(ベニヒガン)
- 日暮(ヒグラシ)
- 山桜[浪花桜]
- 紅一重枝垂(ベニヒトエシダレ)
- 紅山桜(ベニヤマサクラ)
- 関山(カンザン)
- 一葉(イチヨウ)
- 十月桜(ジュウガツザクラ)
- 三波川冬桜(サンバガワフユザクラ)
- 金輪寺白妙(コンリンジシロタエ)
- 牡丹(ボタン)
- 妹背(イモセ)
- 山桜[八重山桜]
- 普賢象(フゲンゾウ)
- 佐野菊桜(サノキクザクラ)
- 御衣黄(ギョイコウ、ゴイコウ)