市議会のしくみ

市議会は、市の自治に関する事項について、その意思を決定する議決機関です。条例や予算を議決するほか、市の事務の監視などをしています。
議会の決定に基づいて、みずからの判断と責任において実際に事務を行うのが、市長や教育委員会などの執行機関です。
議決機関(市議会)と執行機関(市長等)は対等の立場に立って、よりよい大館市政の実現のために努力しています。

議員

市議会は、選挙によって選ばれた、市民の代表である市議会議員によって組織されます。
大館市の市議会議員の条例定数は26人で、任期は4年です。

議長と副議長

議長と副議長は、議員の中から議会の選挙で選ばれます。
議長は、議場の秩序を保ち会議を円滑に進めるほか、議会を代表する重要な役割を果たします。
副議長は、議長が病気や辞職などで不在となったときに、議長の職務を務めます。

本会議

全議員で構成する会議であり、定例会と臨時会があります。

定例会

定期的に招集される会議です。
大館市では条例により年4回、通常は3月、6月、9月、12月に開催します。

臨時会

特定の事件に限って審議が必要である場合に随時招集される会議です。

定例会の流れ

本会議 開会
議案等の上程 市長が提出議案等を説明します
一般質問 議員が市政全般について質問し、市長等が答弁します
議案等の付託 議案等の審査をそれぞれ所管する委員会に委ねます

常任委員会
各委員会で議案等を審査します

本会議 委員長報告 委員会の審査の経過と結果を報告します
報告事件の審議
(質疑・討論・採決)
各委員会の審査結果に基づいて、全議員で議案等の可否を決定します
閉会

委員会

議会の内部組織として、本会議における審議の予備的審査、調査機関として設置されます。

常任委員会

市の事務が広範で多岐にわたり専門化していることから、議案などを合理的に審議するため部門別に設けている常設の委員会です。
大館市議会には4つの常任委員会が設置されており、全議員がいずれかの常任委員会に所属しています。任期は2年です。

常任委員会
定数(人)
所  管  事  務
総務財政
7
総務部、会計課、総合支所、消防本部、選挙管理委員会、監査委員、他の常任委員会に属しない事項
厚生
7
市民部、福祉部、市立総合病院、市立扇田病院
教育産業
6
産業部、観光交流スポーツ部、教育委員会、農業委員会
建設水道
6
建設部

議会運営委員会

議会を円滑に運営するために設けられている常設の委員会です。
会期の決定や日程、一般質問の順序など、議会の運営に関することや議会の会議規則、委員会に関する条例等に関すること、議長の諮問に関することなどについて協議します。 委員定数は6人、任期は2年です。

特別委員会

常任委員会、議会運営委員会のほかに、特定の事件を審査するために必要である場合に臨時的に設置される委員会です。
大館市議会では、市の歳入歳出予算の執行実績である決算の内容を審査し、適法・正当であるかを確認するため、「一般・特別会計決算特別委員会」と「企業会計決算特別委員会」を毎年9月定例会において設置し、その審査結果に基づいて前年度決算の認定・不認定を決めます。