高度無線環境整備推進事業(令和2年度分)に係る中間評価について

高度無線環境整備推進事業(令和2年度分)に係る中間評価の結果を公表します。

1.事業概要

 令和2年度当時携帯電話も光ブロードバンドサービスも利用できない平滝地区からの要望で光ケーブルを整備し、光ブロードバンドサービスを提供することにより、携帯電話の基地局までの伝送路として利用するほか、各家庭においてもインターネットやWi-Fiサービスを利用可能とすることで、市民が高速無線通信を利用できる環境を整備しました。

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2.目標及び達成状況

令和5年3月末現在の達成状況
指標

目標
(目標年度)

実績値
令和2年度 令和3年度 令和4年度
携帯電話基地局数

1箇所
(令和3年度)

1箇所 1箇所 1箇所
携帯電話の利用世帯

4世帯
(令和5年度)

4世帯
家庭用Wi-Fiの設置

4世帯
(令和5年度)

2世帯

※実績については各世帯への聞き取り調査によるものです。

3.評価

携帯電話の利用世帯数
 4世帯の加入は、当該事業の整備により全世帯達成しています。

家庭用Wi-Fi 設置
 4世帯中2世帯の光ブロードバンドサービスの契約あります。

 当該事業の光ブロードバンド利用世帯は計画通りに増加していませんが、光ブロードバンドサービスを伝送路とした携帯電話基地局を整備したことで、携帯電話の不感地域が解消され、住民だけでなく、外部から仕事や山菜取りなどで訪れた人々にとっても連絡手段が確保されたこと、また、メールアドレスを登録しなくても、災害、避難情報などを一斉に送信する「エリアメール」が利用可能になったことで、安心安全に役立っています。

4.課題への対応策

 対象エリアの携帯電話の利用世帯は全世帯達成していますが、高齢者も多く、新たな携帯電話の利用については見込めない世帯もあります。
 そのため、地区公民館において、高齢者向けにスマートフォン操作体験会を実施するなど、利用者を増やす取り組みをしています。
 家庭用Wi-Fi 設置については、光ブロードバンドサービスの提供開始当初は、各世帯へ利用が可能となったことを周知していますが、全世帯の加入までには至っていないことから、日常生活において実情にあった光ブロードバンドサービスの情報提供を行いながら加入促進を行っていきます。