市では、ドライバー不足をはじめとする物流課題に対応するため、今後、社会での活用が期待される無人航空機(ドローン)を用いた「無人航空機による物資配送等の実運用に向けた計画」を策定しています。
これはトラック輸送を補完する「空の物流網」を構築し、平時においては配送サービスを実施し、災害時には救援物資の配送を行うことで、集落の維持と生活の安心安全を図るものです。
これまで、複数年にわたり実証実験を行い、ドローンの可能性と実運用の課題について検証を行っております。
無人航空機による物資配送等の実運用に向けた計画
無人航空機による物資配送等の実運用に向けた計画(令和5年2月策定)[PDF:1,961KB]
実運用で目指す姿
・無人航空機による定期航空路の確立
・災害時における運用方法の確立
・安定的な運用体制の確立による無人航空機の利用拡大
・持続可能なまちの実現に向けた、住民生活の水準向上
実運用に向けたロードマップ
<フェーズ1>
・ドローンの運航 を担う 物流 事業者の選定
・今回の試験ルートを軸とした試験的な運用
[配送物資]行政関連の頒布物 など
[運航頻度]随時(冬季間以外)
・荷主の開拓
・利用範囲の拡大に向けた運用ルールの整備
<フェーズ2>
・ルートの拡大
・配送物資の拡大(宅配物、商品などを順次追加)
・運航頻度の拡大通年化
・荷受従事者の対象拡大
・社会実装に向けた運用ルールの整備
<フェーズ3>
・配送の定期化による社会実装
実施状況
令和4年度
事業名 :過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業
実施主体:大館市、株式会社A.L.I.Technologies
実施時期:令和4年12月~令和5年2月
実施内容:市内で1ルートを選定し往復飛行を実施。「無人航空機による物資配送等の実運用に向けた計画」を策定。
実施概要:概要資料[PDF:436KB]
令和5年度
事業名 :自動運航ドローンによる買い物弱者支援及び災害物資配送の実運用試験事業
実施主体:大館市、エアロダインジャパン株式会社
実施時期:令和5年9月~令和6年2月
実施内容:長距離飛行が可能なドローンを用いて、市内で2ルートを選定し自動運航により往復飛行を実施。
実施概要:概要資料[PDF:575KB]