3D都市モデルによる浸水シミュレーションを作成しました

3D都市モデルの紹介

 国土交通省において、現実の都市を仮想空間に再現する3D都市モデルのオープンデータ化事業「Project PLATEAU(プラトー)」が進められており、市では令和6年度に都市計画用途地域(旧大館市域)10.89㎢を対象に3D都市モデルを整備しました。
 公表したWEBサイトでは市が作成した3D都市モデルによる浸水シミュレーションや浸水想定区域、土砂災害警戒区域などを閲覧することができます。

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3D都市モデルとは

 建築物、道路、土木構造物等の現実の都市に存在する様々なオブジェクトの三次元形状と情報をパッケージ化して作成した地理空間データです。これまでの三次元データとは異なり、次のような特徴があります。

・建築物の用途や建築年といった意味情報を保持可能

・データ連携やソフトウェア連携が円滑

・自治体保有データから効率的に整備可能

・地域の課題に応じて保持情報をカスタマイズ可能

3D都市モデルのLODと整備範囲

使用したLOD

 LODとは、3D化の詳細度を示す指標です。建築物のLOD1は箱型モデルであり、LOD2はLOD1に屋根形状表現を加えたモデルです。
 本市の3D都市モデルは、LOD1およびLOD2で整備しました。

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                                出典:国土交通省都市局

整備範囲

 本市の3D都市モデルでは、都市計画用途地域(10.89㎢)の建築物や地形等をLOD1、用途地域内のシンボル施設(10棟)をLOD2で整備しました。
 また、浸水シミュレーションは、都市計画用途地域の中心を流れる長木川の浸水(氾濫)を想定して作成しました。

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3D都市モデルを見る

国土交通省が提供するブラウザベースのwebアプリケーション「PLATEAU VIEW」から3D都市モデルを見ることができます。
「PLATEAU VIEW」国土交通省ホームページ(外部リンク)

※データ使用量が大きいため、ネットワーク環境や端末の性能によっては動作環境が重くなる場合があります。
PLATEAU VIEWの利用環境に関する詳細はこちら(外部リンク)をご参照ください。

1.大館市3D都市モデルへのアクセス方法

(1) 画面左上の「データセット、建築物、住所を検索」をクリック(初期表示は「東京都」が表示されます)

(2)「都道府県」⇒「秋田県」⇒「大館市」の順にクリック

(3)「建築物モデル」をクリック

(4) 画面右側に表示された「⦿(移動)」をクリック

(5) (3)で検索した3D都市モデルの「建築物モデル」が表示されます

(6) 画面右側でLOD1、LOD2の表示切替ができます

(7) 画面左上の「データセット、建築物、住所を検索」から浸水シミュレーションなどほかのデータを追加することもできます

2.データ追加方法 例①:浸水シミュレーション

(1) 画面左上の「データセット、建築物、住所を検索」をクリック

(2)「都道府県」⇒「秋田県」⇒「大館市」の順にクリック

(3)「ユースケース」⇒「3D都市モデルを活用した浸水シミュレーション(大館市)」をクリック

(4) 画面右側の「タイムラインの ▶(再生)」をクリック

3.データ追加方法 例②:洪水浸水想定区域

(1) 画面左上の「データセット、建築物、住所を検索」をクリック

(2)「都道府県」⇒「秋田県」⇒「大館市」の順にクリック

(3)「洪水浸水想定区域モデル」をクリック

(4)「洪水浸水想定区域モデル 米代川水系長木川(都道府県管理区間)(大館市)」などをクリック(各河川ごとにわかれています)

(5) (4)で検索した3D都市モデルの「洪水浸水想定区域モデル」が表示されます

(6) 画面右側で計画規模、想定最大規模などの表示切替ができます

オープンデータ

大館市で整備したデータは、G空間情報センターのポータルサイトからダウンロードすることができます。
3D都市モデル「Project PLATEAU」ポータルサイト(外部リンク)

リンク集

・Project PLATEAU(プラトー)についてはこちら(外部リンク)

・大館市ハザードマップはこちら