地理的分野 大館市の自然環境

※中学校の授業で生徒が使用するページです。

地理的分野 大館市の自然環境

大館市の位置と地形

 大館市は、岩手八幡平市を水源とする米代川の中流域に形成された大館盆地を中心とする地方都市です。
 米代川:全長136km
 面 積:913.22平方キロメートル
 海 抜:中心部60m、西部40m、東部70m程度

長走風穴

 真夏でも0~5度の冷風を吹き出し、そのため1000m程度の高山でみられる周辺の高山植物が群生しており、国指定天然記念物となっています。

芝谷地湿原植物群落

 芝谷地湿原植物群落は、大館市街から北へ6km、火砕流台地の段丘の上に位置している湿原です。1936(昭和11)年に国の天然記念物に指定されました。
 芝谷地湿原植物群落では、食虫植物のモウセンゴケや日本一小さなトンボとして知られるハッチョウトンボやチョウトンボを観察できます。
 見学可能期間:4月~11月
 散策路:1周約30~40分

田代岳(県立自然公園)

 標高1,177mの田代岳は、青森県との県境近くに位置する休火山で、白神山地に属しています。樹齢200~300年級のブナが林立しています。
 湿原の中にある小さな池のことを池塘(ちとう)といい、田代岳の9合目には、大小120以上の池塘があります。
 登山コースは、全部で5コースありますが、荒沢コースや大広手コースが一般的で、2時間から2時間半で山頂へ着くことができます。
 また、毎年2月第2土曜日、日曜日に行われるアメッコ市には「田代岳に住む白ひげ大神が、人の姿になって買い物にやってくる。」と言われています。