令和7年8月25日に、大館市と三菱地所レジデンス株式会社及び北鹿地域林業成長産業化協議会との間で「大館市産森林認証材等の利用拡大に関する建築物木材利用促進協定」を締結しました。
大館市役所本庁舎で行われた協定締結式には、三菱地所レジデンス株式会社 代表取締役 社長執行役員 宮島 正治 様、北鹿地域林業成長産業化協議会 会長 石田 健佑(大館市長)、大館市 副市長 北林 武彦が出席し、協定書に署名しました。
(左から、大館市 北林副市長、三菱地所レジデンス株式会社 宮島社長、北鹿地域林業成長産業化協議会 石田会長(大館市長))
建築物木材利用促進協定制度について
「建築物木材利用促進協定」制度は、「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」の成立に伴い、建築主たる事業者等が国又は地方公共団体と協働及び連携して木材利用に取り組むことで、民間建築物における木材の利用を促進し、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献すること等を目的に創設されました。
協定の概要
協定の名称
大館市産森林認証材等の利用拡大に関する建築物木材利用促進協定
協定締結者
- 三菱地所レジデンス株式会社
- 北鹿地域林業成長産業化協議会
- 大館市
建築物木材利用促進構想及びその実現に向けた取組
三菱地所レジデンス株式会社
自社で開発する不動産事業において、再造林の実施が適切に行われ、かつ生物多様性に配慮した森林経営がなされている森林から生産された木材(森林認証材等)を積極的に活用し、森林資源循環に資する木材利用の推進に努める。
- 協定者間の相互理解を深めるための機会創出を目的とした意見交換の実施
- 森林認証材等の利用における意義を広める情報発信として、関係者説明会や外部講演等の共同実施
- 森林認証材等の活用促進、販路拡大に資する販促資料の共同作成と普及に向けたパイロット案件の提供
- 事業サイドから見た森林認証材等の活用における課題の共有と課題解決への協業
- 新築分譲マンション「ザ・パークハウス 武蔵小杉タワーズ」等において森林認証材の活用を検討し、その後も事業における活用の促進
北鹿地域林業成長産業化協議会
森林認証材等の安定供給等の協力を通じた木材利用の促進により、森林資源の循環利用、ひいては地域林業の成長産業化の実現に努める。
- 三菱地所レジデンス株式会社の不動産事業において、森林認証材等を活用できるよう予め供給体制を整え、適宜関係者との調整を行う
- 協定者と連携して伐採跡地での再造林推進ならびに生物多様性に配慮した持続可能な森林経営を行う
- 協定者より林業ならびに木材加工現場見学の要請があった場合、会員の派遣又は適地、適所の提供等の協力を行う
大館市
森林認証材等の利用促進に関する補助制度などの情報提供、事業への支援、意見交換などを通じ、三菱地所レジデンス株式会社及び北鹿地域林業成長産業化協議会の構想実現に寄与する。
対象地域
全国
協定期間
令和7年8月25日 から 令和12年3月31日 まで