「守りたい秋田の里地里山50」に本市の茂内屋敷が認定されました

茂内屋敷地区が守りたい秋田の里地里山50に認定されました

急傾斜地に広がる棚田などの農地は、これまで、地域の先人たちの絶え間ない努力によって保全されてきましたが、急峻・狭小であるなど、地形上、厳しい生産条件にあるとともに、近年の過疎化、高齢化の進行により、維持管理が困難な状況に直面しており、その荒廃が懸念されています。一方、これらの農地は、冷涼な気候などを活かした多彩な作物の農業生産地域であるとともに、急峻な地形を巧みに利用した営農の継続によって、下流地域への洪水発生抑止や地下水涵養など様々な公益的機能が発揮されることで、単に生産基盤にとどまらない多様な役割を担っていることが再認識されており、県内においても大部分の地域で、地域住民が主体となった保全活動が続けられています。

こうしたことから、県では農山村の農地の有する公益的機能を県民共有の財産として次世代に引き継ぐため、地域住民の主体的な維持管理による優れた景観に加え、自然・文化・歴史・人など多様な地域資源を活用し、環境・交流活動にも取り組んでいる地域の農地を、「守りたい秋田の里地里山50」として募集しています。

対象地域について随時募集しています

対象とする地域は、次のとおりです。
(1) 地形勾配が概ね1/20以上の急峻な水田を含む、営農が一体的な1ha以上の広がりがあり、維持管理が行き届いていること。
(2) 地域住民が参加する、景観や環境を保全する活動や、地域資源を活かした交流活動などに取り組んでいる地域、または予定している地域であること。
(3) (1)及び(2)に準じる地域として当該市町村長が特に認める地域。

これらの基準を満たしている地域があれば、自薦・他薦は問いませんので、市農林課までご連絡ください。

本市の認定状況について


平成28年1月21日認定 茂内屋敷地区

※他市町村の認定地区については、秋田県のホームページをご覧ください。

http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1454145067657/index.html