東京2025デフリンピックを現地で応援しました!

デフバスケットボール日本代表を応援してきました!

 耳がきこえない・きこえにくいアスリートたちのオリンピック(世界大会)「デフリンピック」が、令和7年11月15日から26日に東京都を中心に開催されました。本市では、心のバリアフリー推進事業の一環として、令和6年11月からデフリンピックの理解啓発活動・体験会を開催してきました。

 今回は集大成として、市内小学5・6年生9名が「東京2025デフリンピック」を現地観戦。大会来場者や選手との交流、見学を通じて、「誰もが生活しやすい街・心がやさしい街・認め合える街・おおだてを考える機会」とすることを目的として「東京2025デフリンピック応援事業」を実施しました。

 ※公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団「心のバリアフリー推進事業」の支援を受け実施いたしました。

 令和7年11月15日と16日の2日間にかけて事業を実施し、1日目は渋谷区国立デフリンピック記念青少年総合センターで、デフリンピックスクエアの見学とデフスポーツを体験しました。

 デフリンピックスクエア内で、国際手話・日本手話・デフスポーツで用いられる手話の違いを学び、デフ陸上競技4×100mRのバトンパス体験を行いました。デフスポーツの場では、国際手話・日本手話に関係なく「一瞬で全員にわかる手話」が用いられており、状況に応じて適切な手話を使い分けていることを学びました。デフスポーツ体験では声をかけてバトンパスするのではなく肩や背中を叩くことを合図として行うバトンパスを体験し、子どもたちはデフスポーツならではの工夫とプロ選手の難しい技術を感じました。

 2日目は大田区総合体育館でデフバスケットボールの試合を日本戦を含む3試合観戦しました。

 会場内では耳がきこえない・きこえにくい人たちのために、音に頼らない情報提供が徹底されていました。試合開始時間や残りの時間、ファールなどの重要な情報は、電光掲示や視覚的な合図でわかりやすく表現され、会場にいる全員が試合状況を把握しやすい工夫がされていました。また、審判や選手同士がハンドシグナルや視線、身振りを使ってコミュニケーションを取る姿が溶け込んでいて、デフスポーツの競技文化として完成されている印象を受けました。

 声を使わない分視野の広さと判断の速さが際立っていて、試合中も比較的静かなため選手の動きや表情、ベンチからのサインがより際立っていたため子どもたちも集中しながら試合に没入していました。今回の現地観戦を通じて、子どもたちは耳がきこえない・きこえにくい人への配慮された環境があることで、誰もがスポーツを楽しめるというメッセージを感じることができたと思います。

※会場内で偶然「デフバスケットボール男子日本代表 監督 須田 将広さん」にお会いすることができ、子どもたちと記念撮影していただきました。大事な試合前にも関わらず、ありがとうございました。

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デフリンピック観戦報告会を行いました!

令和8年1月8日には、現地での体験や経験を振り返る「東京2025デフリンピック観戦報告会」を開催しました。

報告会には「デフバスケットボール男子日本代表 チームリーダー 石川 友正さん」をお招きし、大会での戦いや選手たちの活躍について、直接お話いただきました。

参加した子どもたちは、自分たちが見てきたことや感じたことを発表し、「選手が互いにアイコンタクトでコミュニケーションを取り、すごいスピードで相手選手に立ち向かっていた」「デフバスケットボール会場に集まった観客の過半数が日本を応援していた」等試合の感想や、「電光掲示板や光を用いた合図があった」と会場内の音に頼らない情報提供の気付きも挙げられました。「自分も手話ができるようになりたい」「耳がきこえない人が困っていたら助ける」という意見もあり、デフリンピックや聴覚障害について理解を深める有意義な時間となりました。

石川 友正さんによる日本代表の活動報告では、デフバスケットボール男子日本代表は得失点差で決勝トーナメントに進出することができなかったが、日本のデフバスケットボールは確実に世界に通用するレベルになってきている。今大会で世界ランキング5位のアルゼンチンを81対79で破り、上位10カ国とも戦える実力があることを証明できた。

会場の大田区総合体育館には定員に対して140%の観客が来場し、席に座りきれず立見で観戦する人や入場規制により会場内に入ることすらできない人もいたそうです。石川さんは、自分が選手だった頃の2倍、3倍の観客と盛り上がりであったと話がありました。

今回の現地観戦や報告会での学びは、子どもたちにとって「違いを知る」から「理解する」へとつながる貴重な経験になったかと思います。本市は今後も多様性を尊重し合えるまちづくりを進めてまいります。

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