ヤングケアラーとは

ヤングケアラーとは

 ヤングケアラーとは、法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満のこどものことを言います。子ども・若者育成支援推進法は、「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」として、ヤングケアラーを、国・地方公共団体等が各支援に認めるべき対象としています。

 [200KB]

   ヤングケアラーが行っていることの例(こども家庭庁ホームページより)

 こどもが家事や家族の世話をすることは、家庭内での役割としてこれまでも一般的に行われてきたことであり、こどもの年齢や成熟度に合った家族のケア、お手伝いはこどもの思いやりや責任感などを育むなどのよい面もあります。一方で、こどもの年齢や成熟度に合わない重すぎる責任や作業など、過度な負担が続くと、こども自身の心身の健康が保持・増進されない、学習面での遅れや進学に影響が出る、社会性発達の制限、就労への影響などが出てくることがあると報告されています。

秋田県ホームページ「ケアラー・ヤングケアラーの支援」

 秋田県のヤングケアラーに関する取り組みとして、LINEによる相談窓口や、セミナー案内、相談支援従事者向け研修などが公開されています。

秋田県ホームページ「ケアラー・ヤングケアラーの支援」

こども家庭庁ホームページ「ヤングケアラーについて」「ヤングケアラー特設サイト」

 ヤングケアラーについての概要や、各種相談窓口が公開されております。また、ヤングケアラーに関する問題および対応に把握するため、ヤングケアラーの実態に関する調査研究を公開しています。

こども家庭庁ホームページ「ヤングケアラーについて」「ヤングケアラー特設サイト」

家族のお世話を頑張るあなたへ

 家族のお手伝い・手助けをするのは「ふつうのこと」と思うかもしれません。でも、学校生活に影響が出たり、こころやからだに不調を感じる場合は、すこし注意が必要です。家族のお手伝いやお世話をする中で、家族のこと、学校のこと、自分のことで困ったり悩んだときには、ひとりで悩まず、安心して話せる人や場所と見つけて少しでも話すことで、抱えているものが軽くなるかもしれません。先生や養護教諭、スクールカウンセラー、家族のケアに関わっているケアマネージャーなどの大人に相談してほしいです。市役所にも相談窓口がありますので、ぜひ相談してください。

相談窓口について

 ヤングケアラーが抱えている状況は、家庭内のデリケートな問題です。ケアを行っているこども本人が自覚していない場合や、悩みを語りたがらない場合も多く、把握しづらい問題です。「おうちのことを頑張りすぎていて、負担がかかっているかも?」などと思い当たるこどもがいたら、下記相談先のこども家庭センターへご連絡ください。大人のかたからでも、お子さん自身からでも、ご相談を受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください。

相談先

 大館市こども家庭センター ほっと(市役所本庁舎2階 ⑦・⑧窓口)
  • 受付:月曜日~金曜日 午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始を除く)
  • 電話:0186-49-0340
  • メール:ji-sodan@city.odate.lg.jp     

大館市こども家庭センター ほっと リーフレット [PDF:402KB]