特別支援学校について

 大館市では、障害のあるお子さんにも、将来の「自立と社会参加」を見通して、一人ひとりの発達や特性に応じた教育を進める体制を作っています。

視覚に障害のある子どもの教育

 点字や、コンピュータで文字や図を拡大する方法などによって、読み書きの学習や幼稚園、小学校、中学校、高等学校に準ずる教育を行っています。高等部には専攻科を設置し、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師などの資格取得を目指した専門教育を行っています。

 また、幼児から成人までを対象に月1回、教育相談や学習支援を行っています。更に、「通級による指導」も行っています。

 拡大鏡等の使用により文字等が認識できる子どもは、小・中学校の弱視特別支援学級か、通常の学級で特別な支援や配慮の中で教育を受けています。

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聴覚に障害のある子どもの教育

 補聴器や人工内耳を活用して、音や言葉を聞き分ける学習や一人ひとりに応じたコミュニケーション手段などを通して、幼稚園、小学校、中学校、高等学校に準ずる教育を行っています。

 3歳未満の子どもの教育相談にも応じています。
 補聴器等を使えば日常の会話に差し支えない子どもは、小・中学校の難聴特別支援学級で学習するか、通常の学級で特別な支援や配慮の中で教育を受けています。

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肢体不自由の子どもの教育

 小学校、中学校、高等学校に準ずる教育や知的な発達の遅れを併せている子どものための学習のほか、運動動作やコミュニケーションの学習(自立活動)なども行っています。

 日常生活の基本的な動作がある程度できる子どもは、小・中学校の肢体不自由特別支援学級か、通常の学級で特別な支援や配慮の中で教育を受けています。

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知的な発達面で支援が必要な子どもの教育

 知的障害の子どものために、特別支援学校には小学部、中学部、高等部を設置しています。

 小学部では、基本的な生活習慣の確立を目指すとともに、具体的な生活場面を通して生活に役立つ言葉や数の学習を行っています。また、集団生活に参加したり、友達と協力したりできる力の育成にも力を入れています。

 中学部や高等部では、作業学習や職場・施設での実際に働く体験(産業現場等における実習)を通して、働くことや卒業後の生活に適応できるような実践的な学習を行っています。

 知的な発達の遅れがあっても、発達段階や学習・生活能力に応じ、小・中学校の知的障害特別支援学級か、通常の学級で特別な支援や配慮の中で教育を受けています。

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情緒面や行動面で支援が必要な子どもの教育

 心理的な要因により学校生活への適応が困難な子どもや、自閉症等により人とのコミュニケーションや行動面で課題のある子どもは、小・中学校の自閉症・情緒障害特別支援学級か、通常の学級で特別な支援や配慮の中で教育を受けています。

 自閉症の子どもたちに対しては、障害特性に応じた指導内容や方法を工夫して行っています。見通しを持って取り組むことができるように、具体物や絵、図、写真など視覚的な手掛かりを活用したり、環境整備などにも配慮したりしています。

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大館市  教育委員会 学校教育課 学事係
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