塚ノ下遺跡出土土偶

塚ノ下遺跡出土土偶画像2
分類:考古 区分:先史 細分:土器
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説明 遺跡名:塚ノ下 縄文時代の代表的な遺物のひとつである土偶は、粘土で作られた人形です。祭祀説や安産祈願の道具説など諸説がありますが、解明には至っていません。 この土偶は、昭和52~53年(1977~1978)の秋田県教育委員会の発掘調査によって、約4,000年前の縄文時代の土器とともに発見されました。 両眼に天然のアスファルトが充填され、眉は隆起し、眉間には鼻孔があけられています。両眼にアスファルトが埋め込まれた土偶の発見は、極めてまれな例です。捨て場と考えられる場所から頸と胴体が離れた状態で発見されたこの土偶は、その制作や使用目的など、縄文時代の人々の精神文化を探る上で大変貴重な資料です。 秋田県指定文化財(平成23年3月22日指定) 縄文時代後期前葉、BC2000年 身長24.0㎝、肩幅12.5㎝、 胴部の厚さ1.8㎝