曹洞宗。本尊は釈迦牟尼仏。浅利則頼が久保田松原の補陀寺の9世草庵守瑞に帰依し、大永年間(1521~28)に鳳凰山に建立した。天文年間(1532~55)の「浅利則頼分限帳」に「御位碑 所、寺領七百刈、御菩堤所、玉林寺、右ハ十狐村和田に旧跡也」とあるので、浅利氏の本拠 地独鈷に移された。浅利氏の滅亡後、慶長17年(1612)に現在地に移転した。寺には浅利則頼・勝頼・頼平三代の位牌がある。寺紋は浅利氏と同じ雁がね。本堂の屋根などに見られる。
境内の馬頭観音は秋田藩33札所の31番霊場。
戊辰戦争の時、新政府軍総監督沢為量は大館に滞在し玉林寺を本陣とした。このとき使用した衣服が伝わる。また、戊辰戦争の戦没者の墓がある。
建物は、江戸時代に度々の大火で類焼。昭和6年に本堂、山門、鐘楼を造営した。
庫裡は平成22年に建て直した。
地区 | 大館地区 |
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種別 | 寺 |
所在地 | 大館市字大館 |
備考 | 調査日:2012.7.13 種別 :寺 建立年:昭和6年(1931) 建立者:不明 場所 :ハチ公パーキング裏 |