達子森 薬師神社

　祭神は薬師瑠璃光医王仏。例祭は旧4月8日。悪霊払いの石が中に収められている。
＜由緒＞
　今からおよそ400年前、長谷川伊左エ門の創立とされ、当時は木仏の本尊を祀っていたが、その後扇正覚寺第15世良因義寛上人の発願により現在の薬師如来の石像が招置された。明治44年(1911)に西館村内32社を合祀する｡大正3年(1914)山麓への移転に伴い堂宇を解体するが、怪異事件が相次いだため、薬師如来像は露座仏として山頂に残された。大正6(1917)二間四面のお堂新築。昭和39年(1964)5月現在の堂宇が建立された。家族が亡くなると、初七日などに故人の写真や日常使用の品々を納める風習がある。