鳥潟会館庭園が国指定庭園になりました
去る令和6年6月24日、文部科学省の審議機関である文化審議会が、鳥潟会館庭園を国の名勝に指定するよう文部科学大臣に答申しました。秋田県地域に造られた近代庭園の事例として、芸術上および鑑賞上の価値、日本の近代庭園史における学術上の価値が高いと評価されたものです。
そして令和6年10月11日、官報 号外第238号で告示され、鳥潟会館庭園は正式に国指定名勝となりました。
秋田県の庭園が国指定名勝になるのは、旧池田氏庭園(大仙市)、如斯亭(秋田市)に続いて3件目です。
鳥潟会館庭園とは
よみかた…とりがたかいかんていえん
所在地…秋田県大館市花岡町字根井下156
江戸時代を通じて花岡村の肝煎(名主)を務めた鳥潟氏の第17代当主・鳥潟隆三(1877-1952)が、京都から庭師を招き、各地から良材を集め、1935(昭和10)年から5年をかけて整備した庭園です。
1951(昭和26)年に当時の花岡町に土地と建物が寄付され、2011(平成23)年には建造物が秋田県指定有形文化財になりました。庭園は2011(平成23)年に県指定名勝になったのち、2024年(令和6)年10月11日、国指定名勝となりました。
大きな池の周囲を散策できる池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園で、市民の憩いの場として、県内外からの観光スポットとして、多くの皆さんに親しまれています。
大館にお越しの際は、ぜひご見学ください。
開館時間、休館日など、詳しくはこちらをご覧ください。
ギャラリー
記念チラシ
鳥潟会館庭園_R06記念チラシA4[PDF:506KB]