特別展「未公開資料展」を開催します

 大館郷土博物館は、平成8年の開館以降さまざまな資料の寄贈を受け入れてきました。これらの寄贈品は特別展などで公開してきましたが、なかにはタイミングが合わず未公開となっていたものもあります。今回の特別展では、そうした未公開資料のなかから絵画・書などをピックアップして展示します。

 また、特別企画として、NHK大河ドラマ「べらぼう」にも登場する平沢常富(手柄岡持(てがらのおかもち))や平賀源内に関する資料の写しを会場に展示します。併せて、市民のかたからお借りした浮世絵版画も展示します。浮世絵版画は会期中に展示替えがあります。

 皆さん、ぜひこの機会にご覧ください。

展示の内容

【未公開資料展】
 これまで大館郷土博物館に寄贈された品のなかから、未公開となっていた絵画・書などをピックアップして展示します。
 絵画…伊藤弥太、館岡栗山、亀井如子、木村茂ほか
 書…村木清一郎ほか

【平沢常富(手柄岡持)、平賀源内関連資料の写しの展示】
 秋田県および大館市が所有する「手柄岡持(朋誠堂喜三二)自筆作品並びに関係資料」22点は、平成30年(2018)に県指定有形文化財(書跡・典籍)となっています。今回の特別展では、大館市所蔵の3点を含む複数の資料の写しを展示します。
 また、平賀源内は安永2年(1773)に秋田を訪れ、大館沼館村にも34日間滞在しています。今回の特別展では、そのときの自筆の書状の写しを展示します。
(いずれも原本は栗盛記念図書館所蔵)

●浮世絵版画の展示
 市民のかたからお借りした数々の浮世絵版画を展示します。江戸時代と同じ手法を用いて昭和に刷られたもので、雲母(うんも)を用いて画面を輝かせる「雲母摺り(きらずり)」など繊細な表現が楽しめます。会期中に展示替えを行います。
 展示品…喜多川歌麿の美人版画(アダチ版画研究所制作)、歌川広重『東海道五十三次』、ほか

とき

7月19日(土)~9月23日(火・祝)

【浮世絵版画の展示替え】
《前期》7月19日(土)~8月11日(月・祝)
《後期》8月13日(水)~9月23日(火・祝)

開館時間

午前9時~午後4時30分(入館は4時まで)

休館日

月曜(祝日・振替休日のときは開館し翌平日休館)

ところ

大館郷土博物館(秋田県大館市釈迦内字獅子ヶ森1)

入館料

一般330円、高校生・大学生220円、小・中学生110円(市内小・中学生と未就学児は無料。15人以上団体割引あり)

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