開催概要
今回の夏季企画展は、令和5年度に大館市教育委員会が発掘調査を実施した大館城跡と中仕田Ⅱ遺跡の成果展を開催します。実際に出土した土器や陶磁器、調査風景の写真パネルで紹介します。
大館城跡は大館市本庁舎建設などの事業に伴い、平成28年度から発掘調査を実施しています。8度目となる令和5年度の調査は、市役所の旧庁舎が建っていた場所とその周辺を対象に行いました。調査の結果、令和4年度の調査で発見された柵または塀の続きとなる柱穴列が見つかりました。これは大手の道や外堀に平行して設けられたものです。注目されるものとして、これまでの調査では発見例の少ない安土桃山時代の井戸跡や江戸時代初期の竪穴状遺構と出土陶磁器があります。このほか佐竹西家家臣の前小屋氏の宅地で見つかった建物跡についても紹介します。
中仕田Ⅱ遺跡は早口地区の個人住宅建設工事に伴い、発掘調査を実施しました。住宅部分のみのため、調査面積は小さいですが、縄文時代中期終わり頃(約4,100年前)の土器や石器が多数出土しました。また、大館市内では40年ぶりに発見された縄文時代中期の土偶も展示します。
開催期間
7月26日(土)~9月21日(日)
9時~16時30分(※最終入館は16時頃まで)
場 所
大館郷土博物館 1階特別展示室(大館市釈迦内字獅子ヶ森1番地)
観 覧 料
一般330円、高校生・大学生220円、小・中学生110円
※ただし、市内小・中学生は無料
休館日
7月28日、8月4日・12日・18日・25日、9月1日・8日・16日
※毎週月曜日(祝日・振替休日の場合を除く)、月曜日が祝日の場合その翌日
展示内容
・発掘調査で出土した土器・石器・陶磁器等
・調査の開設パネル 等