2012年5月21日(月)6時27分ごろから9時11分ごろにかけて、大館市で9割弱が欠ける部分日食が見られました。8割以上が欠ける日食は、大館市では1948年以来64年ぶりのことです。
そこで、大館郷土博物館では、この日食を観察するかたのために、大館市内の主な地点での見え方について、NASAのSolar Eclipse Explorer に各地点の経緯度及び標高を入力して、下記のとおり紹介しました。
また、当日の日食の見かたについて、5月12日(土)に講座(わくわくサイエンス)を開催しました。
市内各地での見えかた
大館郷土博物館
食の始まり:6時27分31秒ごろ (太陽高度23度)
食の最大 :7時43分53秒ごろ(太陽高度37度)
最大食分 :0.886
食の終わり:9時12分01秒ごろ(太陽高度54度)
比内支所
食の始まり:6時27分22秒ごろ (太陽高度23度)
食の最大 :7時43分44秒ごろ(太陽高度37度)
最大食分 :0.887
食の終わり:9時11分54秒ごろ(太陽高度54度)
田代支所
食の始まり:6時27分26秒ごろ (太陽高度23度)
食の最大 :7時43分43秒ごろ(太陽高度37度)
最大食分 :0.885
食の終わり:9時11分45秒ごろ(太陽高度54度)
大葛天文台(旧大葛小学校)
食の始まり:6時27分13秒ごろ (太陽高度23度)
食の最大 :7時43分38秒ごろ(太陽高度37度)
最大食分 :0.889
食の終わり:9時11分53ごろ(太陽高度54度)
過去に大館で見られた主な日食
- 皆既日食:1742年6月3日
- 金環日食:1252年3月12日
- 部分日食(最大食分8割以上、直近3件)
- 1948年5月9日 最大食分0.879
- 1943年2月5日 最大食分0.948
- 1936年6月19日 最大食分0.891
*NASAのSolar Eclipse Explorerによる(大館市役所の経緯度・標高を入力して計算)
今後大館で見られる主な日食
- 皆既日食 2361年3月8日
- 金環日食 2231年3月5日
- 部分日食(最大食分8割以上、直近3件)
- 2030年6月1日 0.897
- 2035年9月2日 0.898
- 2063年8月24日 0.997
*NASAのSolar Eclipse Explorerによる(大館市役所の経緯度・標高を入力して計算)