2016年3月9日(水)大館市で4年ぶりに部分日食が見られました。上空に薄い雲が広がっていたものの、太陽の欠け始めから終わりまで一部始終観察することができました。
また、22度ハロ(内暈)が太陽の周囲を取り巻いたほか、22度ハロの上端と下端に接してタンジェントアークも見られ、日食現象に彩りを添えました。
次回は3年後の2019年1月6日になります。冬休み中ですので、ぜひ観察してみてください。
概要
大館郷土博物館での見え方
食の始まり:10時28分29秒ごろ(太陽高度42度)
食の最大:11時14分32秒ごろ(太陽高度45度)
最大食分:0.174(面積比0.085)
食の終わり:12時00分47秒ごろ(太陽高度45度)
経過写真
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日食の間に見られた大気光象
日食の間、上層に薄い雲が広がっていたため、太陽をぐるりと取り巻くように22度ハロ(内暈)が終始見られました。また、22度ハロに接するように、その上端に”上部タンジェントアーク(上端接弧)”、下端に”下部タンジェントアーク(下端接弧)”が見られた時間帯もありました。
次回の日食
大館郷土博物館での見え方
日時:2019年1月6日
食の始まり:8時44分42秒ごろ (太陽高度15度)
食の最大 :10時10分17秒ごろ(太陽高度24度)
最大食分 :0.498(面積比0.378)
食の終わり:11時43分32秒ごろ(太陽高度27度)
※なお、大館で21世紀中に見られる日食については、こちらに掲載していますのでご覧ください。
*本ページの日食開始時刻、食分等の計算は、NASAのSolar Eclipse Explorerによりました。