馬は中世に入ると商品化が進み、牛馬の取引を専業とする伯楽(馬の良し悪しを判断する人)が生まれ、一般市場から独立した特殊市場として馬市がたてられるようになりました。
大館地方では江戸時代から馬市が、大館・扇田・川口・釈迦内・十二所・綴子で開かれていましたが、明治38 年(1905) に大館の馬市に統合されて、大館馬市は戦前まで行われていました。
馬は農耕用、運輸用そして軍用にと、日本人の生活に欠かせない大きな力として役立ってきました。
しろかきの様子(画像左)、冬の木出し(画像右)
展示品の紹介
品名:ハミキリ
63.0×12.5×21.5(cm)
飼葉(牛・馬の飼料とする乾草など)を切り刻む道具。
品名:ハミオケ
56.0×46.0×36.0(cm)
飼葉(牛・馬の飼料とする乾草など)を入れて、牛・馬に食わせるための桶。飼葉桶。
品名:馬具一式
馬そりを引いた状態を再現。
品名:馬グツ
各20.0φ
蹄鉄(ていてつ)がなかった昔は、蹄(ひづめ)を保護するため、ワラで作った馬グツを履かせた。
品名:鞍
右奥72.0×58.0×48.0(cm)
右前59.0×34.0×31.0(cm)
左75.0×51.0×50.0(cm)
品名:馬そり
全高 278.0×96.0×120.0(cm)
荷台 191.0×96.0(cm)
品名:馬の毛ぐし
右上 19.8×9.0×4.2(cm)
中下 19.0×9.0×4.2(cm)
馬の毛をすく櫛。