昭和30年代以降、大館地方では多くの鉱床が発見され、黒鉱ブームが巻き起こり、鉱山は最盛期を迎えます。
ここに展示している鉱山機械は、かつて松峰鉱山(花岡鉱山)で活躍していた実物で、当時の様子をうかがえる貴重な資料として同和鉱業より寄贈されたものです。
展示品の紹介
品名:カーローダー(600B)
190.0×140.0×124.0(cm)
総重量2.1t
カーローダー(700E)を小型にしたもので、同じく鉱石やズリを鉱車に積込む機械。
品名:ロッカーショベル(RS32)
230.0×150.0×144.0(cm)
総重量3.2t
カーローダーと同じく鉱石やズリを鉱車に積込む機械。
品名:カーローダー(700E)
240.0×160.0×144.0(cm)
総重量3.0t
鉱石やズリを鉱車に積込む機械。ホッパーローダーなどが運搬機構を備えているのに対して、積込み専門の坑道の掘進、坑井からの鉱石の引出しに使用された。
品名:タイヤローダー
230.0×147.0×146.0(cm)
総重量3.8t
カーローダーの車輪をゴムタイヤにしたもので、鉱石やズリを鉱車に積込む機械。
品名:リフターロギー
223.0×117.0×240.0(cm)
総重量1.0t
坑道を掘り進むとき、坑道を維持あるいは落石を防ぐため坑木で三ツ留を組むときに使用する機械。坑木を運搬し、支え木を立て、天井木を架ける三ツ留作業を一台で行う。昭和59年に花岡鉱山で開発された。