プロフィール

少年自然の家から見た大館市全景
 本市は、秋田県内陸北部に位置し、市の中央部を秋田県第2位の流域面積を持つ米代川が流下、東側は鹿角市と小坂町に、西側は北秋田市と藤里町、南側は北秋田市、北側は青森県に接しています。
 本市の沿革は、明治22年(1889年)に町政を施行し、昭和26年(1951年)には釈迦内村との合併とともに市制を施行しました。その後、昭和30年(1955年)に長木村、上川沿村、下川沿村、二井田村、真中村、十二所町を、昭和42年(1967年)には花矢町を、さらに平成17年(2005年)には比内町、田代町を編入し、現在に至っています。
 古くから交通の要衝として栄え、現在は、JR奥羽本線、花輪線の鉄路や国道7号、103号、285号などの幹線道路の結節点として北東北を結ぶ交流拠点となっています。さらに、平成25年(2013年)には東北自動車道と、平成28年(2016年)には大館能代空港と日本海沿岸東北自動車道で接続されたことにより、アクセス性が飛躍的に向上するなど、高速交通体系の整備も着実に進展しています。
 産業では、明治期以降、非鉄金属の豊富な鉱床が発見されてから鉱業が主力産業となりましたが、その後、鉱産物価格の暴落や円高の進行による影響を受け衰退し、平成6年までにすべての鉱山が閉山しました。
 こうした中、工業団地を造成しながら企業誘致を進めた結果、新たな基幹産業として、鉱山技術を活用した資源リサイクル産業や医療機器・医薬品製造などの健康産業が大きく発展しました。さらに持続可能な社会の構築を推進するため、新エネルギー産業などの育成を目指すとともに、歴史まちづくり法に基づく認定を受けた計画を進め、市民が愛着と誇りを持てるまちづくりの推進や、秋田犬を基軸とした観光振興による交流人口、関係性人口の拡大に力を注いでいます。
 本市では、これらの取り組みを進めながら都市基盤の確立と強化に努めるとともに、「ふるさとキャリア教育」「大館版リカレント教育」などによるひとづくりや、「バリアフリーまちづくり」「共生社会の形成」「ゼロカーボンシティ」などによる暮らしづくりを推進し、さらなる発展を目指しています。