生活保護
生活保護は、病気やけがのために働けなくなったり、収入が少なくなったことなどにより生活に困っている世帯に対し、国が最低限度の生活を保障しながら自分たちの力で生活できるように援助する制度です。
生活に困ったときには、生活保護法に定める要件を満たす限り、誰でも生活保護を受けることができます。
生活保護法に定める要件とは、次に掲げるものを活用してもなお最低限度の生活を維持できない場合のことをいいます。
- 自分の持っている能力(働くこと)
- 資産(預貯金、生命保険、不動産など)
- 他の法律で受けられるもの(年金、手当など)
- その他活用できる経済的利益
扶養義務者(親子、兄弟など)からの援助は、生活保護に優先します。
生活保護法で保障される最低限度の生活は、健康で文化的な最低限度の生活水準を維持することができるものです。
生活保護が受けられる場合
生活保護は、本人などからの申請に基づいて開始されます。
生活保護は、世帯(生計を一緒にしている家族)を単位として行われます。
生活保護は、国が定める基準(最低生活費に対して、世帯の収入などで満たすことができない不足分を補う程度で行われます。
※収入には、働いて得た給料のほか、年金、手当、預貯金なども含まれます。
☆次のような場合は、収入が最低生活費を上回るため保護が受けられません。