●必要な道具
- スリコギ、すり鉢、秋田杉の串(購入については大館市観光協会 [ TEL 0186-42-4360 ] へご相談ください)
- 「たんぽ」を立てておく串の大きさの穴が空いた木の台(燃えにくい重さのあるもので代用可)
- 炭火(バーベキュー用品などで工夫して)
-
ご飯を少し固めに炊き、すり鉢にご飯を移し、スリコギでこねるようにしてつきます。
※炊飯器や鍋にスリコギを使うと底の塗装が剥がれたりしますので注意してください。 -
粘りがでてきたら、たんぽ1本分のご飯を秋田杉の串につけ手で伸ばしていきます。
-
形を整えます。いびつな時は、食塩水(少し塩味がつく程度)をつけながら、まな板の上などで転がし整えます。
-
ご飯の表面がきつね色になるまで炭火(炭火以外でも代用可)で焼きます。
-
下準備しておいた材料と、焼きあがり串から抜いた「たんぽ」で「きりたんぽ鍋」作りの準備完了です。
《材料》 ゴボウ(ささがき)、長ネギ(5cm位にカット)、鶏肉(比内地鶏)、舞茸(銀茸など)、セリ
※市販されている「たんぽ」を使用する場合は、電子レンジで2分ほど温めると美味しく召し上がれます。「たんぽ」は1人前1.5本~2本程が目安です。 -
比内地鶏のガラ(骨)を水からじっくり煮込んでダシをとります。
※市販の比内地鶏スープを使用する場合は説明書をご覧ください。 -
ゴボウ、鶏肉(比内地鶏)、舞茸を入れます。
※市販の比内地鶏スープの場合はスープが沸騰したら入れます。 -
鶏肉とゴボウが煮えたら、醤油で味付けします(お好みにより日本酒、塩など)。化学調味料は使用しません。
※市販の比内地鶏スープは味がついているのでお好みに調整します。 -
「たんぽ」を手ごろな大きさに切って(ちぎって)入れ、2~3分煮込み、長ネギを入れます。
※「たんぽ」を切るので「きりたんぽ」といいます。 -
最後にセリをいれ(スープにひたす程度でOK)完成です。
器に盛りつけてお召し上がりください♪
※バーベキューセットを使ったり、こんな道具もあります。
☆焼いた「たんぽ」に砂糖を加えた甘い味噌を塗った「みそつけたんぽ」もお薦めです。
※秋田県内の観光地では「みそつけたんぽ」をよく見かけることがあり、多くの県外のかたは「みそつけたんぽ」=「たんぽ」と思われているようですが、秋田県で「たんぽ」といった場合、普通は「きりたんぽ鍋」のことを指します。
山田流きりたんぽの根本は、良質の比内地鶏を使用すること。
比内地鶏あっての「きりたんぽ」、きりたんぽと比内地鶏は不離一体です。
特徴
- 比内地鶏の特徴を最高に活かし調理すること。
- 比内地鶏ガラで入念に取ったスープを使用する。
- 糸こんにゃく、椎茸は使用しない。
- 茸はしめじか舞茸を使う。
- ゴボウはできるだけ薄くささがきし、ゆがいた里芋、ねぎ、セリを使用する。
- セリは煮たったスープをくぐらせ、半煮えで緑を失わないように添える。
- 化学調味料は使用しない。日本酒を少し入れる。
その他
- たんぽは手でちぎって入れる。
- 大輪菊があれば花びらを入れるとまた格別の香りがする。
- かた(辛味)大根のシボリ(絞り汁)をかけて食べるのも独特の風味がある。
以上が山田流きりたんぽの基本です。
- スリコギ、できればすり鉢。
- 秋田杉の串
(通販もしております。連絡先:大館市観光協会0186-42-4360) - ご飯をつけた串を立てておくための台(串の大きさの穴が空いた木の台。普通のお家には無いと思いますので適当な燃えにくい、重さのある物で代用してください)
- 炭火(薪ストーブ又はだるまストーブ、バーベキュー用品でも代用可、ただし要工夫です)