きりたんぽの由来
そもそも「きりたんぽ」の発祥は、この大館・北鹿地方で、その昔、炭焼きや秋田杉の伐採のため山籠りした人たちが、山小屋で残り飯やおこげを練ってトリ鍋に入れたり、味噌を塗って食べたのが始まりと伝えられています。また一説には、マタギ(狩人)が食べ残りの握り飯を、獲物の鳥獣の鍋に入れて食べたことから生まれた料理ともいわれています。
「きりたんぽ」は大館ではごく普通の家庭料理です。各家庭で、母から子へと代々受け継がれてきたいわば「おふくろの味」なのです。また、客をもてなすために欠かせない料理でもあり、冠婚葬祭の際は、必ずといっていいほど出されるごちそうです。
秋も深まり新米の出回る時期になると、新米のきりたんぽと脂の乗った比内地鶏を味わう「たんぽ会」が市内いたるところで頻繁に催され、街はきりたんぽ一色になります。大館の人々にとってきりたんぽは生活から切り離せないものなのです。このような大館の風土が、昔のままのきりたんぽを現在に至るまで守り続けてきたのです。
きりたんぽ鍋の作り方
秋田名物本場大館きりたんぽ協会
本場大館きりたんぽまつり
新米の季節10月に開催される"本場大館きりたんぽまつり"は、美味しいきりたんぽを味わえ、味噌付けたんぽを自分で作れるイベントなど盛りだくさんです!