松下村塾は天保13年、吉田松陰の叔父が長州萩城下の松本村(現在の山口県萩市)に塾を開き地名をとって名付けられたのが最初です。大館市では、昭和59年に当時の財団法人大館鳳鳴高等学校振興会顧問の竹村吉右衛門氏が、郷里から立派な教育者や、大きな志を持って世界に羽ばたく青少年を輩出したいとの願いから、自ら企画し私財を投じ、全国で4番目の松下村塾模築として北神明町に同振興会によって竣工されました。
その後、平成26年に松下村塾は同振興会から市へ寄贈され、平成29年には竹村吉右衛門氏の志を受け継ぎつつ、広く学習の場として利用することを目的に、図書館の敷地内に移設しています。
吉田松陰は、東北遊学の際に大館市白沢に宿泊したとされており、同所には「吉田松陰先生遊歴記念碑」が建てられています。また、大館市出身の思想家・狩野良知の著述「三策」が松下村塾から明治元年に刊行蔵版されています。
見学・使用案内
市では松下村塾の管理・運営について、指定管理者制度を導入しています。
見学および生涯学習の場・学習発表の場としてご使用できます。
名称
大館市松下村塾
所在地
時間
午前9時~午後5時
休館日
毎週月曜、年末年始(12/29~1/3)
周辺図
施設見学
- 建物内を見学する際は、栗盛記念図書館の窓口へお問い合わせください(事前の申し込みもできます)。
- 施設を使用中の場合、建物内の見学ができない場合がありますのでご了承ください。
見学料
無料
申請・問い合わせ先
栗盛記念図書館【外部リンク(大館市立図書館ホームページ)】
電話:0186-42-2525
施設使用
- 施設を使用する場合の予約受け付けは、原則として1カ月前から行います。
- 事前に空き状況を確認のうえ、申請書に必要事項を記入し、栗盛記念図書館の窓口へ提出してください。
- 使用目的により使用料は免除になる場合があります。
- 営利、政治、宗教活動へはお貸しできませんのでご了承ください。
部屋
和室(8畳)
備品等
冷暖房完備、流し台(IH調理台)、座卓テーブル5台、座敷イス6脚、座布団20枚
使用料
1時間110円、冷暖房料は1時間につき110円とする。
※1時間に満たない時間については、1時間とみなして計算します。
申請書
- 松下村塾使用許可申請書(PDF:32KB)
- 松下村塾使用許可申請書(DOC:98KB)
申請・問い合わせ先
栗盛記念図書館【外部リンク(大館市立図書館ホームページ)】
電話:0186-42-2525
生涯学習発表月間in松下村塾
松下村塾の移築記念事業として、平成29年5月を「生涯学習発表月間in松下村塾」とし、小学校英語教育講座や、伝統芸能の日本舞踊、生け花、お茶会など、さまざまな学習・発表活動が行われました。今後も、松下村塾は生涯学習の場および発表の場として皆さんのご使用をお待ちしています。