東京2025デフリンピック応援!デフバスケットボール体験会を開催しました
デフ(ろう者)の国際スポーツ大会「デフリンピック」が、11月に日本で初めて開催されます。
デフアスリートの応援とデフスポーツを通じて交流を図り、デフスポーツの魅力を知ってもらうことを目的に市民を対象とした「デフバスケットボール講演会・体験会」を開催しました。
心のバリアフリー推進を進めることを一つの目的にしています。
※本事業は、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団の「心のバリアフリー推進事業」の支援を受け開催いたしました。
8月2日、タクミアリーナを会場に、市内外のミニバスケットボールチームの小学生や高校生から一般の人、ろう者などおおよそ120名が参加しました。
午前中の講演会では、男子日本代表チームリーダー石川友正さん(横手市出身)、男子日本代表監督 須田将広さん、東京都デフバスケットボール協会代表理事の川口彩雄さんが講師を務めました。
デフリンピックの紹介やデフバスケットボールの特徴などをクイズ形式で講話いただきました。一般のバスケットボールとルールは同じであることなど参加者は熱心に学んでいました。
また、デフ(ろう者)とは何かというテーマで聴覚障害について、手話言語と日本語手話・日本手話などをご紹介いただきました。
デフ(ろう者)の中でも用いる言語が違うことなどをユーモアを交えながら楽しくお話いただきました。
さまざまな人が互いに歩みよって共にスポーツをすることが理想であると熱くお話がありました。バスケットボールに特化し一つのツールとして共通身体言語のサインを用いた「サインバスケットボール」をご紹介いただきました。
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会場の様子(講師:左から須田氏、川口氏・石川氏) -
遠隔手話通訳窓口サービスによる手話通訳を実施 -
遠隔手話通訳窓口サービスによる読み取り通訳を実施 -
聴覚障害とは(講師:川口氏) -
聴者とろう者が歩み寄ることが大事(講師:須田氏) -
参加者の皆さまと
デフバスケットボール体験会を行いました!
午後は、デフバスケットボール体験会を開催しました。
市内外のミニバスケットボールチームと高校生から一般のかたまで、おおよそ70名ほどが参加しました。
デフアスリートを応援するため石田市長が会場に駆けつけ、デフバスケットボール日本代表を激励しました!!
講師と市長が2対2の対戦を行いました。
サインやジェスチャーを用いて意思を伝えあい対戦を楽しみました。
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サインで指示 -
市長が華麗なシュートを披露 -
ハンドサインで指示 -
がんばれ!NIPPON!
講師3人からデフバスケットボールの紹介と説明を聞いたのち、実際にボールを使ってプレーを行いました。
手を叩く、片足を前に出すなどの身体言語(サイン)を教えてもらいサインを見て判断し、ドリブル、シュート体験を行いました。
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デフリンピック応援隊はちくんも応援に駆け付けました! -
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ミニゲーム(声を出さないルールです) -
がんばれNIPPON! デフバスケ男子代表 目指せ金メダル!! -
がんばれNIPOON! 来場の皆様と
一般のバスケットボールと競技ルールは同じです。チーム内での指示やコミュニケーションには声を出さないことをルールに加えました。
声を使わず、アイコンタクトやジェスチャーなどを用いてプレーを行いました。普段とは違う環境に戸惑う様子もありましたが、次第に慣れ、チーム内で意思を確認しあう姿が見られました。
参加者からは、声を出さないことが難しかった。聞こえない状態でチームプレーすることの難しさを感じた。アイコンタクトが大事だと思った。
サインやジェスチャーは、一般のバスケットボールでも応用できると感じた。また、一緒にバスケットボールをやりたい!という感想がきかれました。
参加いただいた皆様、これを機にデフスポーツの魅力を広めていただければ幸いです。また一緒にバスケットボールを楽しみましょう。