一級河川である米代川が横断し、北には白神山系標高1178メートルの田代岳がそびえる自然豊かなエリアです。田代岳には特産であるタケノコや山菜などが豊富で、また夏から秋にかけては米代川で鮎釣りをしている方々もよく見かけます。 西側で隣接している北秋田市と大館エリアの中間に位置し、その2点をつなぐ国道や電車が走っていたりと、北秋田市やさらに県庁所在地である秋田市への利便性が良いのも特徴の一つです。

雲上のアラスカ庭園
標高1178メートルの田代岳を9合目まで登ると、突然目の前に現れる湿原。120を超える「池塘(ちとう)※」と高山植物が広がるその景観は、「雲上のアラスカ庭園」と呼ばれています。 この湿原には木道が整備され、ハイキングコースとして多くの人に親しまれています。
※ 池塘:湿原内に形成された「池」のこと

自然の恵みの宝庫
田代岳の山の斜面に群生するタケノコは、根元から曲がって生えるため、「根曲がり竹」と呼ばれています。雪深い場所で生育するため水分を多く吸収し、一般的なタケノコよりも柔らかく甘みがあるのが特徴で、田代エリアを代表する山菜の一つ。 他にも、田代岳には数多くの山菜が群生しており、旬の時期にには山菜採りに出かける人も多くいます。田代岳は地元の人々ににたくさんの自然の恵みをもたらしてくれています。