身体障害者手帳の交付

 身体障害者手帳は、身体に障がいのあるかたがその程度に応じて、各種の支援制度を受けやすくするために交付される手帳です。手帳の対象となる障がいは、視覚、聴覚、平衡機能、音声言語機能、そしゃく機能、肢体不自由、内部(心臓、じん臓、呼吸器、ぼうこう、直腸、小腸、免疫、肝臓)機能の障がいで、障がいの程度により1~6級に区分されます。
 なお、障がいの診断は、指定の医療機関で行います。

申請には次のものが必要です

  • 身体障害者手帳交付申請書
  • 診断書(身体障害者手帳用)
  • 顔写真縦4cm×横3㎝(上半身・脱帽で1年以内に撮影したもの)
  • マイナンバーの分かる書類(個人番号カード、通知カード等)

   再交付申請のかたは、身体障害者手帳もお持ちください。
   申請書等は、申請先にあります。

申請先

大館市 福祉部 福祉課 障害福祉係
〒017-8555
秋田県大館市字中城20番地
TEL:0186-43-7052
e-mail:sya-fks@city.odate.lg.jp

比内総合支所 市民生活係
〒018-5792
秋田県大館市比内町扇田字新大堤下93番地6
TEL:0186-43-7094

田代総合支所 市民生活係
〒018-3595
秋田県大館市早口字上野43番地1
TEL:0186-43-7099  

手帳の交付を受けると

 障がいの程度により異なりますが、主に以下の支援を受けることができます。

更生医療の給付

 18歳以上の身体に障がいのあるかたが、障がいを軽くしたり回復させるために医療が必要と認められるとき、本人の申請により必要な医療を給付し、それにかかる医療費について補助しています。

補装具の給付

 体の失われた部分や、思うように動かすことのできないような障がいのある部分を補って、日常生活や職業生活をしやすくするために必要な用具の購入費を補助しています。

JR旅客運賃の割引

 身体障害者手帳をお持ちのかたが片道100km以上1人で乗車する場合、普通乗車券が半額になります。また、12歳未満の身体障害者手帳をお持ちのかたが定期券を購入する場合は、介護者の定期券が半額になります(小児定期券は、割引の対象外です。)。第1種(重度)の身体障害者手帳をお持ちのかたが介護者と一緒に乗車する場合、距離に関係無く普通乗車券、定期券、回数券、急行券が介護者ともに半額になります。乗車券購入の際に身体障害者手帳を提示してください。

航空旅客運賃の割引

 第1種(重度)の身体障害者手帳をお持ちのかた(12歳以上)が介護者と一緒に、または単独で航空機を利用する場合国内線に限り割引になります。また、第2種の身体障害者手帳をお持ちのかた(12歳以上)本人のみ国内線に限り割引になります。割引運賃は、航空運送事業者または路線によって異なることがあります。

バス運賃の割引

 料金支払いの際、身体障害者手帳を提示するとバス賃が半額になります。また、第1種(重度)の身体障害者手帳をお持ちのかたが介護者を必要とする場合、バス賃が介護者ともに半額になります。バス賃を支払う際に、身体障害者手帳を提示してください。

タクシー運賃の割引

 身体障害者手帳を提示すると、タクシー利用運賃が10%割引になります。

タクシー券の交付

 1~3級の身体障害者手帳をお持ちで在宅のかたに、タクシー料金割引券が毎年度1回交付されます。割引料金は1枚につき600円となります。

 交付枚数は、16枚(じん臓機能障害1~3級のかたは26枚)になります。ただし、10月以降に交付申請があった場合には10枚(じん臓機能障害1~3級のかたは13枚)になります。

 ※人工透析治療のために、医療機関に通院しているじん臓機能障害1級のかたおよび就学前の児童で身体障害者手帳(1~3級)を所持しているかたは、自動車燃料購入の助成券(1枚につき500円助成)とタクシー券のどちらかを選択することができます。

携帯電話料金の割引

 各携帯電話会社へお問い合わせください。

有料道路通行料金の割引

 身体障害者手帳をお持ちのかたが自ら運転する場合、または、第1種(重度)の身体障害者手帳をお持ちのかたを乗せて介護者が運転する場合、有料道路通行料金が半額になります。事前に申請が必要ですので、詳しくはお問い合わせください。

NHK受信料の免除

 身体障害者手帳をお持ちのかたの世帯全員が市町村民税非課税の場合は、全額免除となります。また、課税世帯であってもお持ちの身体障害者手帳の障害等級が1,2級のかたおよび視覚または聴覚障がいによる身体障害者手帳をお持ちのかたが世帯主の場合は、半額免除となります。申請にははんこと身体障害者手帳が必要です。

福祉医療制度

 身体障害者手帳をお持ちのかた(1~3級と65歳以上の4~6級)に、各種保険適用後の医療費の自己負担分を全額助成する制度です。ただし、入院時の食事など実費分は除きます。詳しくは障害(児)者医療費の助成をご覧ください。

税の優遇措置

所得税、市県民税の障害者控除
 所得税の問い合わせ先⇒大館税務署 TEL:0186-42-0671
 市民税の問い合わせ先⇒市役所税務課市民税係 TEL:0186-43-7033 

自動車税種別割・自動車税・軽自動車税環境性能割の減免制度
 自動車税種別割・自動車税環境性能割の問い合わせ先⇒北秋田地域振興局県税部 TEL:0186-49-2211
 軽自動車税種別割の問い合わせ先⇒市役所税務課諸税係 TEL:0186-43-7032

障害福祉サービス

 障害により日常生活に支障がある場合、障害の程度によって障害福祉サービスを受けることができます。サービスの内容は多種にわたり、施設入所や在宅での訪問サービスなどがあります。

特別障害者手当、障害児福祉手当

 重度の障がいにより、日常生活で常時特別の介護が必要な20歳以上の在宅のかたや、重度の障がいのため、日常生活で常時の介護を必要とする20歳未満のかたに対して支給される手当があります。