十和田石

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 十和田石は、およそ一千万年前に海底で起きた噴火による火山灰が凝固した「緑色凝灰岩」で、比内地域の中野地区に位置する「薬師山」から採掘される希少な天然石です。
 火山灰に含まれる鉄やその他の金属が、酸化されずに火山灰に閉じ込められることで、美しいグリーンとブルーの色合いを持つこの石は、 年間3,000トン採掘され、熟練した職人の手で石板や建築素材に加工されています。
 石の中では特に柔らかく、手触り・肌触りも格段に良いのが特徴で 水に濡れても滑りにくく保温性・保水性にも優れることから、古くより温泉場・浴場の床材として活用されてきました。
 近年では、石粉をバイオ素材・微生物飼料に、石粒を機能性壁材・土壌改良資材にも利用の幅を広げ、環境石材としての活用性も認められてきています。

十和田石の使用例

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製造場所の所在地 

中野産業株式会社
大館市比内町中野字下籾内38

※現在、製造場所の見学は行っていませんので、十和田石を見たい場合は下記の問い合わせ先までご連絡ください。