市内の市街地26カ所、郊外26カ所の合計52カ所で、サクラ(ソメイヨシノ)の開花日観測を行った結果、市街地のサクラが郊外に比べて早く咲くことが明らかになりました。これは、花芽の成長期に、市街地の気温が郊外の気温より高く経過した結果によるものであると考えられ、大館の市街地にも都市気温(ヒートアイランド)が存在していることを示唆しているものです。
また郷土学習及び環境学習用に、この開花日分布図の教材化を図りました。分布図の色塗りをしていない状態のワークシートと2012年の観測資料を用意しましたので、児童・生徒が自ら手を動かして2012年の分布図を作成して、開花日の分布から、大館市街のヒートアイランドの存在に気付くことができます。
図.2012年ソメイヨシノ開花日分布図
開花日分布図作成用ワークシート
図.2012年ソメイヨシノ開花日分布図作成ワークシート
ソメイヨシノ開花日分布図作成ワークシート
ワークシート解説資料及び開花日データ一覧