
秋田県大館市の位置
大館市は人口68,782人(令和4年4月30日時点)の秋田県北部に位置する市です。市の北境で青森県とも接しています。県庁所在地である秋田市へは車で2時間30分ほど、お隣の青森県弘前市へは車で1時間ほど・・・と、実は青森県もとっても近いんです。

大館市の風景
四方を山に囲まれた盆地で、その中央を秋田三大河川である米代川が貫いています。また、秋田と言えば日本でも有数の米所。大館も例外ではなく田んぼがたくさんあります。 山と川、そして田園風景が広がる景色は、大館の魅力の一つです。

秋田犬(あきたいぬ)
東京の渋谷にある待ち合わせスポットと言えば「ハチ公」像。飼い主亡き後も渋谷駅の前でその帰りを待ち続けた「忠犬ハチ公」のエピソードはあまりに有名ですが、実はそのハチ公のふるさとは大館なんです。大館駅前にも「ハチ公」像が駅を見つめる形で建てられています。 ちなみに「ハチ公」の犬種は國の天然記念物でもある「秋田犬(あきたいぬ)」。よく(あきたけん)と読まれたりもしますが、正しくは(あきたいぬ)です。くるりと巻いた巻き尾など、たくさんの魅力的な特徴があります。

きりたんぽ
「秋田の郷土料理といえば?」と聞くと、大勢のかたは「きりたんぽ」と答えてくれるでしょう。今では全国的に秋田の郷土料理として有名となった「きりたんぽ」は、そのルーツをたどれば元々は大館を含む秋田県北部のものであったということ。その中でも、大館ではきりたんぽ鍋の出汁に特産の比内地鶏を使用するなど、特定の具材の要件を定義した「本場大館きりたんぽ鍋」を味わえます。特に新米が出る季節、寒い中でいただくきりたんぽ鍋は絶品です。

大館曲げわっぱ
また大館を語るうえで欠かせないのが伝統工芸品「大館曲げわっぱ」です。 弾力性に富み美しい木目を特徴とする秋田杉に曲げ加工を施したシンプルで柔らかい印象の作品の数々は、いまでは20~30代といった若い世代にも人気がある、大館を代表する特産品のひとつです。