「地理的表⽰保護制度(GI)」に登録された「⼤館とんぶり」

「大館とんぶり」の紹介

大館市は、日本国内唯一のとんぶりの生産地であり、平成29年5月26日に「地理的表示保護制度(GI)」に登録されました。これをきっかけに「大館とんぶり」としてのブランド化の強化と生産者の育成に力を入れています。

写真:とんぶり

とんぶり生産過程

「とんぶり」とは、

一年草であるアカザ科ホウキギ属(ホウキグサ)の成熟果実を原料とし、それを加熱加工したものです。

直径1~2mm程度の粒状で、味は無味無臭ですが、食感を楽しむ食材として使われることが多く、いわゆる「畑のキャビア」などとも呼ばれるように、プチプチとした魚の卵に感じられる歯触りが絶妙で、新物の出る10月になると県内外の多くのファンから注文が来るほどの人気があります。

ホウキギの原産地は、中国、南アジア、ヨーロッパです。国内で商品としてのとんぶりを継続して生産・出荷している産地は大館市のみといわれています。

写真:活トンブリ

「とんぶり」の名の由来

「ぶりこ(秋田の県魚ハタハタの卵)に似た、唐伝来のもの」を意味する「とうぶりこ(唐ぶりこ)」が省略され、訛ったとする秋田の方言説が有力であるといわれています。

「大館とんぶり」の歴史

ホウキギが日本に渡来したのは平安時代といわれ、江戸時代の文献「農業全書」や「歌謡」には、ホウキギの栽培について記録が残っています。秋田県北部では、米代川一帯で作られており、草ぼうきの材料や薬用に用いられていました。

平安時代からすでに食用にされ、精進料理など特別な機会に限られていたようです。

飢餓がきっかけで本格的に食用となりましたが、とんぶり加工には、手間がかかるので、消費は農家や近在の人々に限られていました。

「とんぶり」のこよみ 

ホウキギの栽培は、収穫時期に合わせ、4月~5月頃に播種、5月~6月頃に移植を行います。成熟した実はコンバインなどで収穫し、一週間ほど天日または乾燥機により乾燥します。乾燥した実を釜で十分に煮て、24時間湯温で処理し、ふやかします。その後、実を揉み、果皮(外皮)を取り除き、脱水して出来上がります。 

とんぶり畑

写真:とんぶり畑

とんぶりは、比内地域の沢村や日詰集落の畑で古くから栽培されているホウキギの実で、別名、【畑のキャビア】、海外では【マウンテン・キャビア】の名で知られています。刈り取った後、乾燥・ゆでる、水洗い、皮むきなどの作業を経て製品となり、昔から強壮、利尿の効用があると言われています。
とんぶりの栽培は4月に種まきを始め、高さが2メートルにもなる10月に収穫を迎えます。新鮮な空気と太陽が一日中あたる畑は、たわわに実ったエメラルドグリーンのとんぶりの豊かな緑で一色になります。7月から9月が見頃の広々とした畑は、山間のさわやかな風に波打ち、「緑の海」を思わせます。

大館とんぶりの栄養価

炭水化物とタンパク質が多いため、野菜と比較するとカロリーは、やや高めです。大館とんぶりに含まれているその他の成分は、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などです。

原料となる地皮膚子(ぢぶし)には、ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれるため、便秘改善につながる食物繊維や脂質の代謝を促進するサポニンなどを野菜よりも効率よく摂取できます。

大館とんぶりの調理のポイント

調理前

加工時に雑菌予防のため、クエン酸処理をしていますので、水洗いは不要です。水洗いした場合は、キッチンペーパーなどで水分をよく拭き取ってください。

注意すべき点

熱や塩分を加えることで、大館とんぶりに含まれる水分量が変わります。そのため、大館とんぶりの食感が損なわれる場合があります。

大館とんぶりのおすすめの食べ方

あえる

たんぱくな味でクセがないため、一緒に使う調味料を選びません。〔マヨネーズ、しょうゆ、めんつゆなど〕

混ぜる

ほかの材料と混ぜて食べると、プチプチとした食感が引き立ちます。 〔長いも、納豆、豆腐など〕

散らす

仕上げのトッピングとして、盛り付けのアクセントにします。 〔丼もの、カナッペ、マリネ〕

写真:トンブリ手巻き

写真:トンブリ料理

大館市内で大館とんぶりを提供しているお店

※季節によってメニューが変わる場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。

大館とんぶりの販売店

大館とんぶり商品

※季節によって販売していない場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。

「とんぶり応援大使」

タレントのふかわりょうさんは、テレビ番組でトンブリを取り上げたのをきっかけに平成31年3月20日、トンブリをテーマにした新曲「とんぶりの唄(うた)」をリリースしました。

平成31年3月29日、大館とんぶり生産組合(羽賀一雄組合長)は、とんぶりのPRのため、同市を訪れたタレントのふかわりょうさんを「とんぶり応援大使」に任命しました。

新曲の「とんぶりの唄(うた)」は、ふかわりょうさんがトンブリの普及を願い作詞作曲したものです。軽やかなメロディーに合わせ、キャラクターの「とんぶり兄妹」が「とんぶりを食べましょう」と呼び掛ける内容で、その曲に振り付けを行い、さらに大館とんぶりの普及に努めています。

とんぶりの唄

とんぶりの唄 踊ってみた

ふかわりょうさんのとんぶり愛から生まれた、謎のキャラクター「とんぶり兄妹」
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画像:とんぶり兄妹